続、優しくかつしたたかに

自立支援医療受給者証を持つ薬物性精神疾患と診断された患者の日常生活について、私の観察と感想をブログに書きます。(文中はすべて仮名)

患者は10番目の北野さんとします。北野さんは令和4年6月28日から自立支援医療の対象となりました。彼は精神病優先のため、薬物療法は最小限に抑えられています。しかし、その結果、彼の身体的な不自由さや精神的な苦痛が増していると感じます。

北野さんは歩行に困難があり、小走りになったりします。また、着替えや入浴は介助が必要です。寝返りもうてないためか、睡眠が浅く、夜中に起きてしまうことが多いです。食事も口のしまりが悪いのか、食べ物が横から漏れてしまい、周囲を不快にさせてしまいます。

北野さんはドーパミンのシンチグラフィーの検査を受けましたが、ドーパミンの減少が明確になりました。ドーパミンは脳内で快楽や幸福感を司る神経伝達物質です。ドーパミンが不足すると、うつ病やパーキンソン病などの症状が現れます。北野さんはドパコールとハルドールという薬でしのいでいますが、これらの薬は副作用が強く、動作障害や錐体外路症状を引き起こす可能性があります。

私は北野さんに対して、もっと適切な薬物療法やリハビリテーションを受けることを勧めていますが、彼は拒否しています。彼は自分の状態に満足しているように見えますが、私はそれが本当の幸せなのか疑問に思います。私は彼にもっと自分の意思や感情を表現してほしいと思います。

私はこのブログを通して、薬物性精神疾患と診断された患者の現実を伝えたいと思っています。また、自立支援医療制度の問題点や改善策についても考えていきたいと思っています。このブログが誰かの参考になれば幸いです。

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