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《私の使命(mission)》4年金子麻優

こんにちは!
今回noteを担当する4年の金子麻優です。
noteのテーマは『おわりはじまり』ということですが、インカレや最後の日体大女子サッカー部での意気込みについて、私なりに書きたいと思います。
長いですが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。




時間はあっという間に過ぎていき、気付けば大学生活も残りわずかとなりました。ここまでの大学サッカーを振り返ると、様々なことがありました。嬉しいことはほんの僅かで、それ以上に辛いことの方が多くありました。過去の自分が書いたnote[2021;変わる/2022;大きなプレゼント/2023;考えて、動いて、考えろ]を見返すと、その時の気持ちが率直に書かれていて、学年が上がるとともにnoteの内容も成長したものとなっているような気がします。私はサッカーノートや過去の自分のnoteをよく見返しますが、見るだけでその時の状況が鮮明に蘇ってきます。それほど、私の中で記憶に残り続けるものになります。私の中で、サッカーノートはあって当たり前の存在であり、洗濯やお風呂、お皿洗いといった家事のような生活の一部になっています。




“日本一を目指して”


「日本一」を求め続けて4年目となりました。最多優勝を誇る日体大ですが、私が入学してから1度も優勝を経験していません。『日体大=最強!』と言われるためには、2番目でも3番目でもいけない。だから、大学サッカーラストは、何が何でも1番になって、「やっぱり日体大は強い。敵わない。」チームにする。
そのために、残り少ない限られた時間を価値あるものにしたいと思っています。




10月に行われたとある交流会で、私は同じグループだったスタッフの方のお話がとても印象に残りました。



【楽しみ方】

その方は、こう言いました。
「例えば、日体大から駅に自転車で向かう時、皆んなは坂のない道を選ぶ。坂道ってきついからわざわざ坂道の方を選ぶ人はいないでしょ。だけど、どんなにきつくても練習や試合で疲れていても、皆んなと違う坂道の方を選んでいくのが楽しむってことじゃん。」
サッカーにも置き換えていました。
「余裕で勝っている試合で点を決めてもそれは楽しむことじゃない。勝つか負けるか分からない試合こそ楽しむことだ。」
この話を聞いて、私は楽しみ方というものを違う視点で気付かせていただきました。坂道は大好きなので、坂道がたくさんあるこの青葉台はとても楽しいです。しかし、私はとても負けず嫌いなので、サッカーになると、接戦の試合ほど楽しむことを忘れてしまうくらい本気になるし熱くなります。サッカーをやっていれば、上手くプレーできた時やたくさんボールに触れることができた時、点を決めることができた時に初めて満足でき、楽しいと思える人が多いと思います。正直私もそうです。
接戦の試合ほど空気がピリついたりその人の本来の姿が現れると思います。楽しみ方は人それぞれ違いますが、この方のお話のように、私はきつい時、辛い時ほど楽しみたいと思います。また、人と同じではなく、人よりもよりきつい方へマインドをもっていきたいと思います。




【背中で見せる】

もう一つ話を聞く中で、私は見せられる人になりたいと強く思いました。
試合で、体を張ってプレーすることや最後まで諦めずに全力で戦うこと、相手にも自分自身にも気持ちで負けないことなど、本気で頑張る姿は試合に出させてもらっている以上見せなければならない。しかし、試合でやるだけでは意味がないし試合の時だけで見せられるとは限らない。その中で、普段の練習の時から皆んなより早くグランドに行って時間をかけて練習に入る準備を整えることやメニュー間を皆んなより素早く行動すること、ゴールやマーカーなどを率先して準備したり撤収することの他、落ちているゴミを拾うことやイベントに多く参加することなど、サッカー内外にかかわらず、普段から率先してできることはたくさんあります。試合の時に自分は全力で見せているつもりでも、周りから見たら伝わっていないかもしれない。それでも、普段からコツコツやっていれば、認めてくれる人は認めてくれると思うし、分かってくれる人は分かってくれるのではないかと思う。4年生だからと言って誰かに任せたり、甘えたり、周りと合わせるのではなく、4年生だからこそ言わなくても背中で引っ張っていけるような人でありたいと思うと同時に、少しでも多くの人に背中で何かを伝え、良い影響を与えられたらいいと思っています。




“レベルの高い環境でサッカーをしたい”と強く思い選んだ日体大。コロナ禍で始まり、制限だらけの中、サッカーでは上手くいかない毎日で、悩み続けた1年生。

自分に自信がなく周りに言われるがままにプレー。そして、周りの評価を気にし、試合に出続けたい一心で、自分自身がどうこうよりも人とのプレーを優先し、変わることを宣言した2年生。

自分に自信がつき、考えて動くことや責任を持つことの重要性を改めて感じた3年生。

コロナに感染したことや怪我での3ヶ月程の離脱により、大学生活をする中で1番サッカーができない時間を長く経験した4年生。



今となっては、この経験が私自身を成長させてくれました。4年生になり、「本当に上手くなったね」「よく走るね」「いや、凄いよ」と多くのサポーターや周りの方々に言って頂けることが増えました。その一言一言がとても嬉しくて、「自分は成長したんだ」と自信が持てるようになりました。器用にプレーすることはできなくても、走ることや気持ちのこもったプレーで、サポーターの方々や見ている人、一緒にプレーする人に頑張る姿を伝えられるように残りの日々を全力で頑張りたいと思います。また、私自信サッカーができることは当たり前ではないとこの4年間で多く感じたので、サッカーができる今に感謝し大学生活をとにかく楽しみ、後悔なく過ごしていきたいと思います。





もう一つ

合言葉は “ 証明 ”

個人としてもチームとしても『証明』する。

皇后杯でもインカレでも得点できる・得点力があるということを証明する。
必ず優勝できるということを証明する。

私は、私たち日体大は、死に物狂いで挑戦しに行きます!!!
強い日体大を取り戻します!!!



私に与えられた使命(mission)は、
・わくわくと感動を与えること
・何が何でも1番になること

できないという先入観を持たず、自分の直感を信じる勇気を持つ

メンバーに入れなかった人たちの分まで、そして応援してくださる全ての人たちのためにも、この仲間と、このチームで必ずNo. 1に。
『やっぱり麻優はこのチームに必要不可欠な存在だな』って思ってもらえるように、大学最後に与えられたチャンスを必ずものにします。




最後に、毎回noteの最後に書いていますが、私には応援してくれている人、支えてくれている人が本当にたくさんいます。家族、ファン・サポーターの方々、病院の先生など、サッカーを通してお世話になった多くの方々に支えられて今の自分があります。どんな形であれ、『日本一』という結果で恩返しができるよう、最後まで自分らしく思いっきり突っ走りたいと思います。



日体大に来て、素晴らしい人たち・素晴らしい環境に恵まれ、たくさんの出来事を経験することができました。また、新たな出会いもたくさんありました。
日体大を選んで本当に良かった!!!!!



長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。



これからも、日体大SMG横浜・日本体育大学女子サッカー部の応援宜しくお願いします。

#おわりはじまり

●プロフィール
  金子 麻優(かねこ まゆ)
  ・4年
  ・経歴
   藤枝順心SCJr.ユース
   →藤枝順心高等学校
   →日本体育大学

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