見出し画像

身体の声 〜野球肘 編〜 vol.4

今回は野球肘におけるリハビリのプログラムを書きます。
おおまかなメニューなので、詳しいエクササイズなどは、写真ができ次第追加していく予定です。

リハビリのプログラム

・急性期

受傷直後初期評価・骨折の有無、脱臼、※1靭帯断裂の有無↓RICE処置 ※2↓二次評価

※1 完全断裂の時はあまり痛みを感じない。知覚神経もやられてる可能性もある。

※2 アイシングの直後局所的に痛みがあれば骨折を疑う。
専属トレーナーがいる場合は3日間1〜2時間おきにRICE処置を徹底。腫脹のコントロールが大切。

急性期時は、患部より中枢の血行促進を促す。・マッサージ 軽擦法・リンパドレナージも効果的・微弱電流+エレクトロマッサージ・アイソメトリック運動(足首の底背屈)

亜急性期

運動前、後はアイシングの徹底(例)アイシング→痛みの出ない範囲でのアイソキネティック運動→アイシング

亜急性期は関節に対してアプローチが出来るようになる。
関節モビライゼーションなどの手技療法はあまり効果的ではないかもしれない。

慢性期

・運動前→温熱療法やw-upによる全身の血行促進・運動後→アイシング(リハビリプログラム例)1 温熱療法2 自動運動3 抵抗運動(徒手やPNFなど)4 チューブエクササイズ5 バランスや関節の安定性を促す6 基本技術の復習、改善7 ストレッチ(セルフケアの習慣化)


まとめ

野球肘についてVol.4まで書いてみたが、肘はとても繊細だなと感じた!
今回のポイントとしてはやはりRICE処置だろう。痛みがひどければ骨折を疑えるし、そこまで痛みがひどくなければⅠ度損傷を疑える。
1つの評価のポイントだろう。
毎回書いているが、育成年代におけるオーバーユース、投球動作。ここのバランスも大切。
今度は解剖学の図や具体的な絵、写真なども一緒に書いていきたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?