ぬ|脳動静脈奇形(AVM)・脳出血の記録など

24歳のとき酷い頭痛に見舞われ偶然AVMが発覚。27歳のとき2度の軽微な脳内出血。現在…

ぬ|脳動静脈奇形(AVM)・脳出血の記録など

24歳のとき酷い頭痛に見舞われ偶然AVMが発覚。27歳のとき2度の軽微な脳内出血。現在未だ出血のリスクはありながらも、幸い自覚できるような後遺症等は出ていない状態です。

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最近の記事

脳卒中とAVMの今後の話

脳出血が起こってから2周間が経った今日、入院中の検査をもとに今後の治療方針について担当の先生と検討と確認をさせていただきました。 結果から言いますと、やはり今まで通り経過観察を選択することにしました。 今回出血が確認されたのは、脳室という脳の中央あたりにある脳脊髄液で満たされた空洞状の部分で、自分の持病であるAVMの奇形血管群(ナイダス)からは位置が少し離れています。とはいえ、血圧や血管の状態などを勘案すると正常な血管ではなくやはりナイダスの一部から出た血が脳室まで漏れた

    • 退院の話

      脳出血で入院して1週間とちょっと経ちまして、出血自体は入院の翌日には止まっていてリハビリが必要な状態でもないので、本日一旦退院の運びとなりました。 現在の症状といえば、首の痛みが少々とフラフラする感じがまだ消えないことだけで、身体の痺れや感覚障害などは出ていません。 ただ、今回の検査結果では出血前の検査結果と比べてほぼ脳血管に変化がなく、出血した場所もはっきりと分からなかったので、再発防止の治療を受けるのは難しいのではないかと思っています。 (先生方の最終的なご判断は次週

      • 入院中にベッドの上で(小)する話

        ※タイトル通り下の話ですのでご注意。 入院中長い時間ベッドに寝たきりや安静を指示されている場合、慣れていないとトイレは困ります。 尿道カテーテルが使用されている場合は別ですが、そうでない場合用を足していいようにセッティングされていると頭では分かっていても、最後の良心が簡単に膀胱を緩めてくれるとは限りません。(今回の記事は小の方に限ります。) 自分の持病(AVM)などの脳血管に関する検査である脳血管造影検査は、検査終了後にベッド上で6時間の安静を指示されます(検査時に股の

        • 副鼻腔炎の話

          脳動静脈奇形(AVM)が見つかった際、同時に画像検査にて副鼻腔炎(蓄膿症)であることも判明しました。 副鼻腔炎は、鼻の脇から繋がった空洞に膿が溜まったり、鼻腔に鼻茸(鼻ポリープ)ができて鼻呼吸がしづらくなったりする病気です。 溜まった膿が頭痛の原因となることもあるそうです。 鼻茸が鼻腔を塞いでいたのか、横になったときなどに鼻呼吸がしづらいという自覚は確かにありました。 [参考] 副鼻腔炎 - Wikipedia 点鼻薬が処方されましたが良好な結果が得られなかったので、

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        • 脳内出血が起こった話・ほか
          8本

        記事

          検査の話

          自分が今まで経験してきた、持病の脳動静脈奇形(AVM)に関連する検査を紹介します。なお、医学的あるいは技術的な理解が十分でない恐れがあるため、説明に誤りを含む可能性がありますがお許し下さい。 CT検査いろんな病気の検査で行われ、最も手短に終わります。寝台に横になり、機械の穴の中に身体を通して放射線で輪切り画像を撮影します。 検査自体は数分で、患者は横になって目を瞑っているだけで終わります。 撮った画像は、検査後の診察で先生からの説明とともに見ることができる場合が多いと思いま

          閃輝暗点の話

          前回の記事で閃輝暗点について少し触れましたが、もう少し詳しく自分の症状について書こうと思います。 閃輝とは視界にチカチカした光のようなものが出現する症状で、暗点とは視界の一部範囲のものが見えにくくなる症状です。 多くは視野の左右どちらかに現れます。 自分の場合は左側です。(左目ではなく、両目の左側です。) 原因は目ではなく脳にあり、視界の左側の情報は右脳が、右側は左脳が処理しているため、脳の片方の血流が悪くなると視界の片側に症状が出るようなのです。 自分の場合は持病のAV

          脳動静脈奇形(AVM)が判明した話

          自分は「脳動静脈奇形(AVM)」という病気を持っています。 前回の記事ではこの持病について詳しく書かなかったので、判明した経緯とあわせて別記事としてこちらに書くことにしました。 AVMとは、脳の一部に動脈と静脈が異常なくっつき方をした脆い血管群(ナイダス)のある先天性疾患のことで、脳卒中の直接的な原因になる可能性があります。 存在自体がてんかん発作などの症状を引き起こす場合もあれば、何ともないこともあります。 自分の場合はほぼ後者で、24歳になって偶然見つかるまで自分がそ

          脳動静脈奇形(AVM)が判明した話

          脳内出血が起こった話

          脳内出血が起こったときの話を書きます。 はじめに、自分は脳動静脈奇形(AVM)という先天的な脳血管の持病を抱えていたので、脳内出血がいつか起こるかもしれないという意識は以前からありました。持病の詳細は別記事にて。 2019年7月11日、自宅にて俯き姿勢でタブレット機器を触っていたとき、ふと顔を上げた途端首の両横や後ろに筋肉が攣るような激しい痛みが走りました。 自分は普段から首こりや肩こりに悩まされており、それらが原因と思われるような不快感や気分の晴れない感じは日常茶飯事に