ピーマン

自分の人生ではないので、とやかく言うつもりもないのだけれど、人の事を罵倒したり、否定したりして気持ちよくなるのは相当頭悪いと思う。まぁいいんだよ。それで気持ちよくなれているんだろうし。

でも、世の中には本当にいろんな人がいて…「人」っていう括りにしたら申し訳ないくらいに本当にいろんな人がいる。
これまでに会ったこともなかったのに「はじめまして」でいきなり自分に好感触を持ってくれたり、応援してくれたり、何かしたいと言ってくれたりっていう人がいて、そういう人って別に誰かを傷つけたりしなくても一緒に気持ちよくなれちゃう人。

シンプルにどっちがいいかって単純に後者だと思ってて、どんな権威かしらないけど、別に同じホモ・サピエンスである以上、脳の容積だって同じはずなんだし、わざわざマウントとって相手の上に立とうとしなくていいでしょ。気に入らないことを無理に気にいる必要なんてないけど、別の視点として受け入れることができないなら、少し目が曇っていると思った方がいいかも。

「ちょっと自分にはないけど、なんかその考え方も試しに聞いてみようかな。」「自分に取り入れてみようかな。」そんな感じでいいんじゃない。そこから自分が広がりそうだったらそれで良し、可能性を感じなければやめておけばいい。

嫌いなものを嫌いって言うのは簡単、でもその瞬間に自分の世界は閉じていく。正常でいられなくなっていく。偏っていく。健全でいられなくなっていく。

だから、嫌いなものも目を閉じてみたり、鼻をつまんでみたり、別のものと混ぜてみたりして、食べてみる。
そうやって少しずつ嫌いなものを克服してきたはず。いつだって。ピーマンだって。人参だって。パセリだって。