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iPhoneと音楽データ

日本は世界有数のiPhone大国。
元々はDoCoMoが作ったiModeが始まりの携帯端末のインターネット接続というテクノロジーは、世界中を駆け巡り、DoCoMoの思惑とは異なりクローズドインターネットではなく、オープンワールドに接続するという驚きの発展を遂げ、遂にAppleがiPhoneを世にリリースすると、平均的に裕福な国民が多く、新しい物や流行り物への購買意欲がとても高い日本においてたちまちスタンダードに上り詰めました。元来職人技やこだわりの品物を良しとする日本人は、Appleのこだわりのある製品作りに共感したのかもしれない。

最近年配の方もiPhone使っている方が多いのだが、携帯電話としてしか使っていない。頑張って写真を撮るか、お孫さんとLINE。大容量のメモリ搭載しているのに、映像や音楽データに全然使っていない。先日知り合いが軽の中古車をゲットしたので乗せてもらった。そうしたらカーナビで、なんとCDで音楽を聴いていた。スマホをBluetooth接続できないかと思ってダッシュボードを漁ると、USBのケーブルが出てきた。取説を読むとスマホを接続して音楽データを社内で流す為のUSB接続だそうだ。方も古いし、60万で買った中古だからカーナビもだいぶ古いのだと思う。で、その人にiPhoneに音楽データ入ってないのと聞いたら案の定入っていないそうで、でも音楽CDは何枚かあるという事でiPhoneに音楽CDをiTunes無し(つまり、MacもWinも無し)でデータを移す方法を探し出した。

最初に見つけたのはIOデータのCDレコという製品。CDドライブを直接iPhoneに接続して専用アプリで音楽データを読み込むというもの。しかし、これだとiTunesとは別の領域に保管されるためにカーナビで読み込めないのではないかと推測。結局探し続けても答えが見つからず、僕の2台目のMacのiTunesの設定からAppleIDをログアウトして、既にダウンロードされた僕がiTunesで買ったデータを削除して空っぽのiTunesを作成してそこに友人の音楽データをコピー。ただこのままiTunesで同期してしまうと友人のデータが僕のMacに入ってしまうので、iTunesで管理されている音楽データのみを移すアプリを探していると、iCareFoneというアプリにたどり着いた。このアプリはAppleIDに縛られずに特定のデータを出し入れできるアプリです。お値段は4000円ほどですが、これを購入して音楽データをiPhoneに入れてあげることができました。(友人からコピーした音楽データはMacから削除しました)

それにしてもiPhoneはApple Musicなどのオンラインにシフトし過ぎていて、レガシーデータを単体で読み込む方法が用意されていない。Appleの戦略としては、

iPhone購入
バックアップや音楽データのやり取りのためにMac購入
Macだとモビリティが悪いのでiPadを購入

という明確な戦略が見えてしまう。(これに乗っかっている身ではありますが)ふと、これをサービスビジネスにしたら年配の人に受けるのではないかと思いながらnoteを書いています。

MacやWinを持っていない友人の音楽CDを iPhoneにコピーする方法は

MacもしくはWin本体(本体にApple IDが登録されていても大丈夫)
Apple IDに紐付かないiTunes(iTunesだけログオフ)
iCareFoneのアプリ

こんな感じです。結局ハードは必要ですね。お金持ちの方なら、iPhone上でiTunesで購入するかApple Musicを利用するか、その他の音楽サブスクリプションを利用して、古い音楽データの取り込みは諦めるというのがAppleの戦略に乗ったやり方ですね。

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