見出し画像

魅せる。 4年 牧野美優


こんばんは、
日本大学女子サッカー部4年牧野美優です。


本日リリースされました通り、2024年シーズンから大宮アルディージャVENTUSへの加入が内定しました。




まず初めに、日頃より日本大学女子サッカー部への支援、温かい応援をありがとうございます。ご支援のおかげで、今年は皇后杯本戦、そして3年連続インカレ出場を決めることができました。
これからも応援よろしくお願いします。







大学最後のnoteを書くと決まってから、内容を頭の中で考えてはいながらも書き始めたのは2週間後。


他の同期のnoteを読んで他人事のようにすごいなぁと。
私はこんな素晴らしい文章で綴れないとプレッシャーを感じながら、、、



普段から誰かに相談することはほぼなく、感情を言葉にすることが苦手ですが、最後にこの一年の思いを私なりにまとめてみます。


拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。








インカレが終わり、オフが明け、あっという間に大学生最後のシーズンが始まった。




正直、前期の記憶はあまりない。


でもなぜか6・7・8・9月のことは鮮明に覚えている。




後期の第7節で肩鎖関節亜脱臼


リハビリを経て7月16日皇后杯東京都予選決勝、後半に復帰したものの20分で負傷。
聞いたこともない訳のわからない怪我をした。


怪我で有名なんじゃないかと思うくらい怪我をして来た私は、筋トレも怪我予防も真剣にやっていた。


試合中、どちらも自分じゃ防ぐことはできなかった。




復帰戦で怪我することあんのか
なぜ自分なのか
また離脱か
恥ずかしい
情けない
もう嫌



足を踏まれ歩けなくなり、20分で復帰戦が終わった瞬間、キャプテンにだけごめん抜けると声をかけ、さっさとピッチを出た。



その時久しぶりに出場した私を応援に来てくれていた母も、何も言わずに病院に連れて行ってくれた。

きっといちばん私の気持ちを理解してくれていたのだと思う。

オペの可能性もあったが、進路も決まっていなかったため、そんな暇はない。



離脱してる間、会場で会った知り合いに、
「また怪我したの?」
「この間も怪我してたよね?」



泣きたかった。




悔しかった。



何節も後期の試合は終わっていく。
私がいない間みんなが全力で戦っている。



勝って欲しい。
私も早く復帰して一緒に戦いたい。
その反面、不安も募った。



1ヶ月ギプスだったため、リハビリは歩く練習から始まる。



道のりが見えなかった。



足先に力が入らず踏み込めないし、ボールコントロールでさえ痛みが走る。


本当に復帰できるのか、元に戻せるのか、
ゲームについていけるのか、自信がなくなっていった。



3ヶ月離脱してる間、将来もサッカーを続けることを諦めかけた時もあった。
だが、他にやりたいことを探せば探すほど私にはサッカーしかないと気付かされた。




なんとかなる。




3ヶ月の離脱の間、人に相談できない私にとって、


一緒に筋トレを頑張ってくれる子

オフのリフレッシュに付き合ってくれる子

早く戻って来てと言ってくれる子

全力で向き合ってケアをしてくれる方

待ってるよと言ってくれる子

リハビリを毎日頑張っている子 

どんな立場であっても毎日全力で練習しているみんなの姿

(ネイルを褒めてくれる子)


他にも、ほんの些細なことでも全て私の頑張れる理由になってた。
支えになった。
ありがとう。





前回のこともあり怖さが残る中、復帰した。
カンカレ後期残り5試合と、皇后杯本戦に出場することができた。

調子が上がるまで時間がかかったが、なんとか元に戻すことができた。


カンカレ最終節の勝利に貢献できたことは嬉しかった。


そして皇后杯
予選には出場できなかったが、みんなが頑張って勝ち取ってくれた本戦への切符


2回戦敗退
悔しかったが、得たものは大きかったはず。


インカレに向けて、より気持ちが入った。





これを書いている今は大阪に向かっている途中



やっと実感が湧いて来た。



何があっても日大として戦えるのはこれで最後


今年の部員は38人と過去最多。
その分メンバーから外れる人が多くなる。


サポートの力は本当に偉大だと感じる。
4ヶ月間サポートの立場だったからこそ、それが今わかる。
応援は決して楽ではない。
それでも一生懸命声を出してくれる。

試合中に聞こえる応援の声は自然とみんなのエネルギーになってるよ。
本当にありがとう。



後輩たち、
ほぼ毎日学校に行って、帰って来て練習する。
時間がない中で早くグランドに出て準備してくれて、毎日自主練を欠かさない人もいる。

こんなに尊敬できる後輩たちがいるからこそ日大はきっと輝けるんだと思う。



ピッチに立つ最高学年として魅せなきゃいけないね。




私がゲームの中心に立っているという自覚はある。
良くも悪くも流れを変えられる存在。
これをプレッシャーに感じることが多かったが、今はもうそんなものを感じる時間はない。


私にできることを最大限やりきってみせる。


最後まで誰よりもピッチを走り回るとここに誓います。

そして、チームのために声をかけ続ける。





同期は5人
だから、主将とか副将とか役割はあるが、全員で引っ張って来た。
引っ張り方は人それぞれだったと思う。
自分ら力は持ってる。
それを出し切れるかどうか。
去年は出しきれずに終わったよね。

もう次はない、やるよ。






母へ。
怪我ばかりでごめんね。
私が早く復帰するためならと最善を尽くしてくれる。
何かきっかけがないと言えないけど、いつも応援してくれて、支えてくれてありがとう。
幼稚園からサッカーを始めて、学生としてサッカーできるのはこれで最後。
私の得点の動画をもう10回以上も見ちゃったと、喜んでくれる。
また何十回でも見てもらえるように決める。
帰って来て、直接応援に来てもらえるように頑張るね。









はるか、
はるかの分まで走るよ
君の運動量すごいから大変だけど










全員で勝ち取ろう。

みんなと少しでも長くサッカーがしたい

また寮に戻って一緒にご飯が食べたい




日大としての誇りを持って




悔いのないように





最後まで読んでくださり、ありがとうございました。


次はいよいよラスト渡邉莉沙子のnote!
彼女がボールを持ったらワクワクする日大のストライカー!
普段は幅広い趣味を持っていて感性豊か!
語り出したら止まらない彼女の熱い思いをぜひ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?