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『気付き』 #4 鈴木渚生

お世話になっております。
今シーズンの主将を務めました、社会学科4年鈴木渚生です。

平素より日本大学文理学部サッカー部へ多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
多くの方々のご支援があり、リーグ戦全20試合を戦い切る事ができました。
部の為にご尽力いただいた皆様に、深く感謝申し上げます。


”1部昇格”を目標に走り切った1年間。

振り返ると、本当に色々あったなと思う。

意気込んで開幕した前期リーグ。
ユニを新調し、組織の体制も一から見直した。
朝練を重ね、週末のリーグ戦を戦える日々が戻ってくると思うと、気持ちが高ぶった。

しかし現実は厳しく、サークル団体のチョンボがコロナ禍で活動していくというのは中々大変な事だった。

各所とのコロナ対応に追われる日々。
明日練習ができるか、公式戦を消化できるか、毎日不安だった。
四六時中部活のことが頭から抜けず、色んなことが手に付かなくなった。
不器用すぎた。
周囲の人達にも、沢山迷惑をかけてしまった。


後期は、1年生の加入もありチームが活気づいてきた。何とか勝点を積み上げ、”1部昇格”が現実味を帯びてきた。

東工大戦は最高だった。
攣ってるヨシハルが決死のドリで突っ込み、伊吹が最後のワンプレーで今季初ゴールを決めた。

伊吹とは、コロナ禍散々対人をやった。
圧倒的な勝率で、伊吹に悪いイメージを植え付けてしまった。
点が取れないのも自分のせいだと思っていたが、この日は感謝しかない。

嬉しすぎて、声が枯れるほど叫んだ。

喜びも束の間、昇格をかけた試合で人生初のレッドカードをもらった。

完全に主導権を握られ、敗北。

あと1歩のところで、昇格を逃した。
最終節も出場停止になった。


そんなこんなで、色々あった今シーズン。

”1部昇格”は叶わなかった。
何としても欲しかった昇格。
それを、自分の手で逃した感覚だった。
責任を感じたし、その日は何も考えられなかった。

それでも、試合後には多くのメンバーやスタッフが言葉をかけてくれた。
翌日、大地からの電話で同期や野口さんが自分の為に動いてくれたことを知った。

今年のチョンボは、人の為に動ける、戦えるメンバーが沢山いたように思う。

多くの1年生が主力として戦ってくれて、チームを盛り上げてくれた。あの明るさと勢いには何度も助けられた。
2年生は、みんないい奴。だらけやすいし文句もめっちゃ言うけど、やる時はやる。結局4年は2年のことが大好きだった。
3年生は一緒になってチームを引っ張ってくれた。コロナ禍での苦しい期間を、同じだけ味わった。その分、同じ熱量でベクトルを合わせることができたと思う。同期のように信頼してた。
そして4年。
落ち込んでいる時、イブキが訳分からん女の子の話で元気付けてくれた。
ダイチがいなければ、1年間やりきれた自信がない。タカとマサミの雑すぎるいじりにも救われた。全部ネタになるから、人生ってそーいうことだと思う。捉え方。
タツローからの電話は、あまりの頻度に一時期無視してた。でも、成城戦の日の電話は感謝。ありがとう。

主将という立場にありながら、このメンバー達に本当に救われた。

自分がいかに支えられてきたか。
一緒にいすぎて、なかなか気付けなかった。

落ち込んでいた気持ちなどすぐに消えた。
落ち込んでなんかいられなかった。

最終節を来季に繋がるゲームにする。
その一心で、1週間必死に取り組んだ。

迎えた最終節。
締まったゲームで2-1の勝利。
メンバーだけでなく、サポート・スタッフも役割を全うし、先輩達も一緒になって応援してくれた。
(ゴッツさん最高でした!)

全員で掴んだ勝利。

直輝と駿のゴールというのが個人的に嬉しかった。
石岡ゼミの絆。ご飯行こうね。

充実感と達成感があった。
思い残すことなく、引退することができた。

結果は残せなかったが、目標からブレずにやってきたからこそ、貴重な経験をすることが出来た。

最高の仲間ができたこと。
引退前にそれに気が付けたこと。
自分でない、誰かの為に本気で戦えた。

最後までやり切ったことで色々見えたなと思うし、成長を実感できた。

重要なのは、この経験をこれからの人生で活かしていくことだと思う。
最高の4年間に、これからもっと価値を見出していきたい。

ありがとうチョンボーズ!!^ ^

#4 鈴木渚生

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