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秋のスウェーデン

短い夏の後、秋の楽しみといえばキノコ狩り。10月中旬以降は寒さが増してくるので、大体のシーズンは8月末〜10月初旬頃。

スウェーデンの首都であるストックホルム市内にも森がいくつかあり、郊外には自然保護地区が点在している。キノコだけでなく、山菜、ブルーベリー、コケモモなどの実なども収穫できる。

  1. スウェーデン人とキノコ狩り

スウェーデン人はキノコ狩りを楽しむ傾向がある(と思う)。必ずキノコを探している人に出会うだけでなく、ローカル紙、SNSなどでも目にする機会が多い。
ただし私の同僚はキノコ狩りには行かないらしい。そういう人もいる。

2.人気があってそこそこ探しやすいきのこの種類

⚫︎Kantarell(カンタレッル、日本名アンズタケ)
黄色が特徴で味も美味しい。

⚫︎trattkantarell(トラットカンタレッル、日本名ミキイロウスタケ)
傘から軸にかけて漏斗のような形状をしている。

カンタレッルとトラットカンタレッル

⚫︎Karl-Jphan(カールヨアン、日本名ヤマドリタケ、ポルチーニともいう。)
この種類のぽってりとしたキノコは似たような形状のが多く、食べられる種類が多い。


その他色々

番外編
⚫︎松茸。スウェーデンでは食べる習慣はないが、日本では非常に高価で人気があると、以前ローカル紙で読んだことがある。松茸が生えている周辺では特有の香りが漂うようなので、目は悪いが鼻が効く私には都合が良い。ただ、見つけたい想いが募るばかりでまだ発見できていないが。
少し古いが2003年のスウェーデン農業科学大学の研究論文によると、ストックホルム近郊と主に北の方の平均148年の松林で見つかっているようだ。来年はその論文に掲載されている地図を参考に探してみたい。

3.キノコ狩りの注意事項

⚫︎根っこから抜かないようにし、キノコ用ナイフは使用する。反対側がブラシになっており余分な土を払ってから籠などに入れる。

⚫︎キノコの種類がよくわからない時は絶対に食べないこと。毎年キノコ中毒の疑いで医療機関を受診する人がいるそうだ。私はキノコに関する情報を共有するFacebookグループやウェブサイトなどで確認している。あとは詳しい友人などに相談すると良い。

4.キノコ狩り後に調理するレシピの提案

⚫︎バターで炒めて食べる。
⚫︎スープ
⚫︎ソース
⚫︎パイ

自家製トラットカンタレッルパイ

かなり簡単に書いてしまって恐縮だが、得意分野ではないのでネット検索して美味しそうなものを選んで試していただければと思う。

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