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子連れ旅行〜グランカナリアの巻①(前置き)

スウェーデン人は暖かい国へ行くのが好きである。solresa(sol=太陽、resa=旅行), solsemester(太陽+休暇)という言葉があるくらいなので、旅行先に太陽がある国々、南欧、タイ、トルコなどツアーが沢山ありチャーター機が飛ぶ。日光浴をし、小麦色の肌になって帰ってくることがかっこいいのだ。

私はスウェーデンの夏が快適で大好きなので、特段暑い国へ行きたいと思わなかったこともあり、夏休みには日本以外では周辺国であるノルウェー、デンマーク、フィンランド、いわゆる北欧各国にしか行ったことがなかった。ある時13歳息子が「海外旅行に行きたい。」と言った。このノルウェー、デンマーク、フィンランドは息子にとって海外のうちに入っていなかったのだ!確かに多少の違いはあるものの、風景、ノルウェー語、デンマーク語などは言語まで似ている。ノルウェーのフィヨルドはスウェーデンにはない!と言ったところで子供の興味はそこにはないのでスルー。ということで昨年夏に息子だけを連れて3泊4日でロンドンに行った。

が、後の感想は、

「そんなに面白くなかった。」

えー。。。

オペラが面白くないのはわかった。美術館も確かに無理かなーとは考えた。ちなみにハリーポッターミュージアムは行きたいと言わなかったので行っていない。本も読んだし映画も全部見て好きだったくせに。
難しい年頃である。

無理やり導き出した感想は「うどん(丸亀)、インド料理、ハンバーガー(ボローマーケットで食べた)は美味しかった。」
サッカーの試合にでも連れて行けたのならもっと楽しかったかもしれない。

前置きが長くなったが、そういうわけで冬にグランカナリアに行くことを決めた時には子供らは大喜びした。まず12月でも気温が22〜24度で快適な上、海でもプールでも泳ぐことができる。以前下記の記事の中でも天気のことには触れたが、冬に暖かい所で過ごすことを考えると気分が上がるのであった。

ちなみにグランカナリアはカナリア諸島の一つなのでスペインであるが、アフリカの北西に位置している。なるほど気温が高いわけだ。もちろん公用語もスペイン語だ。

グランカナリアの位置

さて、出発する時は寒い冬。地面は雪だったがスニーカーを履き、小さくしまえるユニクロのウルトラライトダウンを着てなるべく身軽な格好で出かけた。

飛行機に乗って6時間弱でグランカナリアへ到着。
空気が生暖かい。セーターも靴下もいらない。嬉しい。人間は太陽の日差しで元気になれると実感。

あらかじめ予約しておいた空港の中のレンタカー屋で車を受け取り、宿泊先の島の南に位置するArguineguinへ向かった。②へ続く



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