M3感想戦2023春

そういえばやってなかったなと思い出したのでやっていきます。
Lazy*Plankton→MIRINNの順番です。

①SAKURA SMILE

https://youtu.be/HB1RzrIo6lc

今回携わった曲の中で一番のお気に入りです。前回のM3が終わった後のLazy*Planktonの会議で次回作(今作のBless*Moments)のテーマが「サクラ」に決まった時真っ先にマコトシアカに「これ(名前は伏せますがリファレンス曲)みたいなの書いて!!!!」と言った覚えがあります。結果、SAKURA SMILEのデモが11月末頃にはワンコーラス出力され大横転をかましたのは今でも覚えてます。ワンコーラスを一聴した時点で1サビ(及びラスサビ)の「パッと開いたその笑顔」という歌詞が思い浮かんだので「作詞させて!!」という自分にとってはかなり珍しい主張をし作詞させてもらいました。お気に入りはCメロです。なんだかんだこういう真っ直ぐな明るい歌詞が自分の得意分野なんだなぁと振り返って思います。丁度僕がSynthesizerV(夏色花梨)を買った時期で、曲調も相まってアイドルソングにしたい機運が高まり、なあむさん、ろいたさんに依頼し小樽潮風高校で歌ってもらう事になりました。その説は忙しい中ありがとうございました。

②忘春
編曲を担当した楽曲。前回編曲をした「りんでみっく☆ぱんでみっく」に比べると尖っていない(?)曲で、デモを聞いた時は(やりやすそ~)と思いましたがかなり難航しました。最終的に和風ロックに落ち着き、和楽器バンド大好きな自分にとってはいつかやりたかったような事だったので満足してますが、道中かなり軌道修正を要求され、自身の力不足を実感し、良い経験になりました。

③あやふやエブリデイ
今回のM3で作編曲、作詞までやった唯一の楽曲です。テーマがサクラだったので春の陽気に合わせて散歩しているような曲にしようとして出力されました。当時(今も)ハマっていた天龍川ナコンみたいな歌詞になっています(ラスサビ頭とか)。何気に初めてワオポ(ワクワクオタクポップス)を意識して作ったのですが、正直今回の楽曲群の中だとパンチが弱いような気がしていて、まだまだだなぁと反省しています。精進。

④almost bluetime
この曲に関しては話始めると止まらないので手短に。前回のM3(2022/10)の直前にサビはできており、「卒業ソング」を意識していたので、テーマが「サクラ」になった事からサクラ→卒業の連想ゲームで本アルバム(Blue*Moments)に入れる事になりました。元々回想車/マコトシアカ(ともう一曲)を意識して作曲していたので作詞を回想車(ともう一曲)を担当したりっかにお願いし、更にDrumsも(マコトシアカ、りっか同様)高校の軽音部の同級生である兼高 陸(ブリッヂブックバンド)にお願いしました。やりたかった青春ポップスをやりきれたので感無量です。

ここからはMIRINNの話

①Dear
作編曲をやりました。MIRINNの曲を考える時はいつも(と言ってもまだ二回しかないですが)如何に「MIRINN」というユニットに「合う」曲にできるかを模索し、悩まされてしまいます。なんとなく自分の中では「アニソンにも耐えうる(アニソンに寄った)J-Rock」という解釈に現状落ち着いており、その方向性で作りました。元々デモの段階で1Aと2Aはポエトリーにしたいと思い、vocalのなずしろにはその旨を伝えていたのですが、いざ作詞の段階になって何も思い浮かばず、4月頭になずしろ、一葉に作詞を丸投げしてしまいました。ギリギリになって本当に申し訳なかったです。作詞をしてくれた一葉さんからはメロディーに僕らしさがあると言われた一方で弊サークルのコサメガさんからは僕らしく無いと言われたので、「自分らしさ(自分らしい曲)って何だ?」と某アーティストの歌詞のような事を考えています。また話を聞きたいですね。

②夕景、紛う、白昼夢
今回携わった中では一番上手くいったと思う楽曲。なんだかんだでbpm200前後がベースとしては一番楽しかったりします(ギター勢は悲鳴をあげていますが)。デモを聞いた瞬間から何ゾン何エアガーデンを彷彿とさせるリズム隊で、録音でも某淵氏を意識しました。ギリギリフル尺でも弾けるが弾けないかくらいの難易度なのが余計に(いい意味で)腹立ちますね。2Aのタッピングがハイライト。次回はもっと早くデモが聞ける事を期待しています……(デモができたのが入稿の3週間前は普通は鬼畜なスケジューリングなので)

③サンセットブルー
個人的には一番の問題作。BPMが遅くてもなずしろ楽曲は中々にハードルが高いのに、速くなると手が付けられない……。MIDIとは結構かけ離れたフレージングになっているのを謝罪します。なずしろ楽曲の特徴の一つとして「1番と2番で似た展開なのにフレージングが違う」というのがあると思っていて、今作もそれが垣間見えた気がします。

⑤放課後ハーモニー
今回は携わってないのでノータッチ

⑥失語
流石の一言に尽きます。詞、曲、MIX、ありとあらゆる面でめちゃくちゃ好きです。ベースラインを考えてる時も楽しく、特にサビで単調なベースラインになるのはロックのマインドがあってライブでも映えそうだと思いました。まじで何も言う事が無い(言うのも野暮)なくらいに凄い作品だと思っています。


以上2023春M3感想戦でした。
秋もあるのかなぁ………


補足
所属している吉田音楽製作所の方からも今回のM3にてベストアルバム「大吉18」がリリースされました。僕はTr.2「lingering link」で参加しております。作詞はなずしろ・りっかです。
昨年の3月、先輩の卒業ライブを受けて突貫工事で作った曲がこうしてベスト盤的なものに収録されるのは、時間をかけて作った他の曲がある事を踏まえると複雑な気持ちではありますが、何はともあれ吉音に爪痕を残す事ができて良かったなと思います。これもなずしろ・りっかの歌詞があってこその事だと(割と8割くらい歌詞のおかげだと思っているくらいには)感謝しています。
また、高校からの付き合いである僕・マコトシアカ・りっかが同じCD(しかもTr1,Tr2と連続)で名前を連ねられている事もかなり感慨深く思います。

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