2023マイベスト13

2023も終わりに差し掛かり、もう流石にリリースもないだろうと思ったのでマイベスト13を決めました。『13』なのは10にまで絞り切る強さが無かったからです(俺は弱い……)。今年も名曲が数多く世に放たれ、その度に大横転しましたね。
基本的に出会った順で書いていますので、多少時系列が異なる場合があります。
以下敬称略です。

1.CRYSTAL@UD/天海 春香、渋谷 凛、伊吹 翼、天道 輝、M@STERS OF IDOL WORLD!!!!!2023

通称MOIWの2023テーマソング。アイマスシリーズの合同ライブで、シリーズ初の5ブランド合同ライブという事もあってマジの超巨大アンセム。石濱翔の書く集合曲でしか得られない栄養がありますよね…。ど頭の『やっと開く宝箱』という歌詞から5ブランド合同を願っていたPの到達感を揺さぶりつつ、「このまま変わらずカマしていくぜ」というメッセージが無限になされ、個人的に「マスピを継ぐ曲じゃね?」と思っています。『流星群のグリッサンド』という歌詞、2023楽曲の歌詞で1番好きです。
ライブ自体には参加できませんでしたが、間違いなくこれのせい(おかげ)で今年はアイドルマスターに再びどハマりしてしまいました。

2.やばきゅん♡シューベルト/DIALOGUE+

UNISON SQUARE GARDEN田淵智也がプロデュースするDIALOGUE+から1曲。馬鹿なのでこの記事書いてる時までサビの歌詞の意味を履き違えており、理解してまたひっくり返りました。

ABCは違和感が無いように進行しようね
サビはサビでちゃんと盛り上げて

田淵智也の言葉遊びに毎年脱帽するばかりです。来年のUNISON SQUARE GARDEN20thも楽しみにしています。
作編曲は広川恵一。コードワークが(アイドルポップスというジャンルで見ると)攻めまくっているのも然る事ながら、それらを駆使した展開の詰め込み方がかなり好きで、聞く度に気持ち良くなれます。DTMはじめて3年くらいですが、ここら辺の要素から逃げ続けているので2024は絶対に向き合う。全部やる2024。

3.アンチクライアント/harmoe

声優ユニットharmoeから1曲。連続して作編曲は広川恵一。harmoeはどの曲も声優ユニットの曲としては異彩を放っている気がしていて、本曲も例に漏れず好き勝手やってます(最高~)。2曲目と続けて聞くと「本当に同じ作曲家???」と思う振れ幅。なりたすぎる。切実に。
所属してるサークルでウキウキで流したら先輩に微妙な顔されて悲しかった思い出もあります。

4.Our Bright Parade/hololive IDOL Project


結局こういうのが一番良いんですよね~~~~~~~~~~~~。いまやVTuber界で不動の地位を築いたホロライブが主催するフェスのテーマソングで、作詞・作編曲は我らが(?)堀江晶太。頭サビ遅くして一気に加速すれば最高になれます。丁度この頃か、もう少し前か、前述の田淵智也ら主催のアニソン派という企画で、堀江晶太が影響を受けたアニソンにディズニーの「A Whole New World」を挙げており、あんまり意識してなかったのですが、本楽曲の持つ壮大さの根源になっているような気がしていて、気付いてからは虜になってしまいました。インストも配信されており、インストで聞くとより一層その壮大感を味わえてかなり嬉しいので是非(ラスサビのストリングスが世界一良いです)。


5.river relief/PAS TASTA,崎山蒼士

本年一番名前を聞いたと言っても過言では無い、最強のアーティスト集団PAS TASTAの名盤「GOOD POP」から1曲。サークルの人間は大体このアルバム、もっと言えばこの曲に言及してるので関係者は聞き飽きたかも知れませんが……。
基本的にアニソン系か邦ロック畑の人間なのでPAS TASTA始め、クラブミュージック(PAS TASTAをそこに入れるのかは諸説)は現サークルに所属しなかったら通らなかったし、通っても素通りだったと思うと本当に恵まれた環境にいるなぁと思います。

6.ブループラネット/DECO*27

初音ミク16thのアニバーサリーソング。マジミラの3日前とかに聞いて大横転。同時リリースのイノタクRemixで更にバク転。キーボードをrecした人がマジミラのバックバンドだのでワンチャンライブでやるくね?とか思ってたらちゃんと本編ラストに披露して側転。実は正式発表前に大阪でもやってたと聞いて大回転。転がりすぎ、ローリンガールか。
1曲目のCRYSTAL@OUDと同様、到達感とまだまだカマしていこうぜというメッセージがあり、文脈厨としても嬉しすぎる。

まだいけるか
きっとまだまだ見えない最前線
「過去は」「今は」
うるせえ関係ねえ
君が最上級のパートナー
過去も今も大歓声だろ
未来永劫級のパートナー

少年漫画とラノベで育ってきたので所謂「俺たたEND」に弱い。
DECO*27エアプかもしれないんですけど、こういうロックでストリングスが増し増しなのってDECO*27にしては珍しくないですか?
2024になっても擦るのダサいので今のうちに擦るんですが、ブループラネットをはじめとした16th関連ソングの中に自分の作品もあるのは素直に嬉しい。

7.テレスコープ/戌亥とこ

VTuberグループにじさんじより戌亥とこの曲。手掛けたのはOSTER project。普段モンスターハンターで有り得ない速度で激昂ラージャンを狩っている(本当にクソ早い)とは思えないくらい、穏やかな午後の情景が浮かぶ1曲。コーヒー(とかお茶)ってそもそもお洒落で、そこにOSTER project節のコードワークが重なり、更に戌亥とこの甘い声という全てが噛み合った、近年の曲では珍しい「流し続けたくなる曲」ですね。戌亥とこ、もっと激しかったり元気だったりするイメージがあったので、こういう事もできるのかぁとボーカリストの技量を見せつけられました。

8.水平線コントラスト/Pollaid

自分も1曲関わらせていただいたPollaidの2ndEP「epic plans!」より。身内の曲ですみません。でも、まじで刺さったので。
16分主体のビートから伝わるワクワク感、BメロのIVmM7やVaugで仄めかされる不安、そこから一気に広がるサビという、今回のEPのコンセプト(船・航海)を完全に理解している歌詞・展開で優勝。120点すぎるって……。
昨年出た1stEP「lead me,drive me」も本当に素晴らしい作品で今後に期待しかないアーティストです。

↑お気に入りは「シーカーズ22」

余談かつ身内事ですが、来年からPollaid関係者の方々の多くとは頻繁に会えなくなってしまうので今のうちに沢山話したく、来年以降も沢山関わらせて頂きたいと切に願います。

9.いけないfool logic/UNISON SQUARE GARDEN

ありがとうUNISON SQUARE GARDEN。アニメ「鴨乃橋ロンの禁断推理」のOPテーマソングで田淵智也曰く「バンド史上最もハッピー」な楽曲。この文言をリリース前にインタビューで見た時に勝ちを確信してましたが、蓋を開けたら1回表コールド勝ち。近年のUNISON SQUARE GARDEN楽曲、特に9thアルバム「Ninth Peel」はそれまでのアルバムと比べて、オシャレなコードを駆使したロックだった様に思っていて、それを経て8thアルバムまでのロックさ・ポップさを織り交ぜた屈指の名曲と言えます。こういう系統の楽曲は曲のどこかで3拍子になる展開が入りがちで、実際そうなりそうなパートが2Aの後にあるのですが、流石UNISON SQUARE GARDEN。ありがちな展開に収まるわけがなかった……。後、アニメ1話でこの曲が使われるタイミングが完璧なので見て欲しいです。後日談で、編曲協力の伊藤翼とのレコーディングの際にハチャメチャ音を足しまくっていたという話を見て、音数の偉大さを知りました(諸説あり)。

来年20thを迎えるUNISON SQUARE GARDEN。ライブを沢山やるらしいので絶対に行きたい。絶対に。

10.異次元☆❤ビッグバン/島村卯月(CV.大橋彩香),最上静香(CV.田所あずさ),月岡恋鐘(CV.礒部花凜),高海千歌(CV.伊波杏樹),上原歩夢(CV.大西亜玖璃),澁谷かのん(CV.伊達さゆり),日野下花帆(CV.楡井希実)

アイマスシリーズとラブライブシリーズの合同ライブとかいうオタクの煮凝りイベントのテーマソング。気を抜いたらイベントについて無限に話してしまうので手短に(サークルの忘年会の日、オタクと10時間くらいずっと話してしまった)。アイドルソングとして、集合曲・大団円曲として、「やる事全部やる」が体現されていて、忘れかけていたアンセム熱を呼び起こされました。作家の小高光太郎さんの作る曲はオーケストラ感とアニソン感の塩梅が絶妙で、Aqoursの「未体験HORIZON」等を手掛けています。

普通に本イベントだけにしか使われないのが勿体ないと思っているので、今後の異次元フェスでも演奏されたり、あわよくば第2回アイラブ歌合戦が開催されたりして欲しいですね。


お気づきの様に自分はテーマソング大好き人間で、今回のベスト13でも4曲もランクインしています。来年は自分にとっても節目の年になるはずなので一発かましていきたいです。まずはボーカルを複数集めないとな……。

11.KICK&GO feat.林青空-PAS TASTA Remix/パソコン音楽クラブ,林青空,PAS TASTA

またしてもPAS TASTA。強すぎる。10曲目で書いた異次元フェスの翌日に行われたNIGHT HIKEでPAS TASTAが流していてshazamにて発見。「GOOD POP」に収録されている「peanuts phenomenon」にもある『ズッコケ』感はPAS TASTAの魅力の1つに感じていて、カートゥーンとの相性は言うまでもなく、イベントの帰りは鬼リピしました。
PAS TASTA然り、後述のMidnight Grand Orchestra然り、最近自分が度肝を抜かれたアーティストに共通する点として、「ギリギリを攻めている」というのがある気がします。先程の『ズッコケ』感も、一歩間違えたら崩壊しかねないダサさを持っており、それを使おうとする感性と成立させる技量は自分も養っていきたいです。凄すぎる。

12.Light The Light / Midnight Grand Orchestra

ここが時代の最先端です。誰も追いつけません。最強の作家TAKU INOUEと最強のボーカリスト星街すいせいによる最強のユニットMidnight Grand Orchestra。1stアルバム「Overture」で全部やっちゃったからハードルめちゃくちゃ高かったのに優に超えてくるその地力。本楽曲は今回のアルバム「Starpeggio」の1曲目で、1曲目からリスナーを掴んで離さない求心力があります。6/8の持つ雄大さに次々に足される音数。そしてドラムンベースチックな展開への導入と6/8への回帰。普通にエンディングだろ。「Starpeggio」、本年の名アルバムランキングに間違い無く入ります。全曲凄い。


13.JUVENILE/初音ミク,じん

ラスト。年末ギリギリに爆弾を投下してきたのはじん。俺たちはじんから逃げられない。Twitterでも言及した通り、近年のじん楽曲は「オツキミリサイタル」を彷彿とさせる明るさ、開放感に満ちた楽曲が多く、俺得すぎる。似たようなコード進行のサビを量産しているのにまだここまでキャッチーなメロを産めるのが凄すぎるという話もサークルの人間とし、リリース以降ずっと口ずさむくらいには魅了されています。
ポケモン×初音ミクのコラボ楽曲ということで歌詞や音にポケモン要素が組み込まれており、その中で「じん」という作家の色もしっかりあって、、、。これからも名曲をよろしくお願いします。
結果論ですが、今年はじんに始まり(最初に面食らったのが星街すいせいの2ndアルバム「Spector」に提供されている「Newton」)、じんに終わる年になりました。



まとめ

という事で13曲、書きました。疲れた。ちょくちょく言及しましたが、自分はコードワークの分析や展開の広げ方から逃げていたので、感想もそこまで音楽的な事が言えなかった。来年は全部やって、また生まれる名曲達の魅力をもっと表現できるよう、そして自分も使えるように2024精進したいと思います。

やっていくぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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