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storiaの話

諸々の忙しさと自分の怠惰とで春M3を終えてから6月くらいまで何も(音楽も学業も人生も)結果として目に見える進捗が無かったんですが、コツコツと進めてきた事が少し形になったので備忘録的に、実質の感想戦として書いていこうと思います。他にも幾つかの進捗はありますがそれはまた後日。それでは。

storia

今回、有難い事に「ソニコンコラボ: -初音ミク Happy 16th Birthday- 編」というコンペにて拙作「storia」を末席に加えていただきました。元々は用意されていなかった特別賞という枠組みでの受賞なので本当に末席です。大感謝………
↓結果発表のXFDと曲

ソニコンに出すにあたって、恥ずかしながら初音ミクにとっての16thという年の重要性を理解しておらず、「なんかボカロのコンペやってんな~」という雑な認識と「上振れ引いた曲できたな~」という偶然によって提出する事にしました。しかし受賞連絡の後、クリプトン・フューチャー・メディアを筆頭とした、2023/8/31の初音ミク16thに対する様々なコラボ展開や展覧会、イベント等の実施、インターネットでのお祝いムードを見て、如何にこの周年が初音ミクにとって、そして彼女を愛するユーザーにとって特別なものなのかを徐々に理解し、大切な周年の曲として賞を頂けるのが改めて光栄な事だと強く感じました。まさか自分の曲がこういった事になり、マジカルミライの会場でも流れているとはボカロを聴き始めた頃の自分も作曲を始めた頃の自分も思ってもいなかったので、本当に嬉しく思います。
曲について。前述の通り、16thについての意識は全く無かったのですが、「次の一歩を踏み出す」イメージで制作しました。その為、できるだけ繰り返しを避けながら、転調をしたりしなかったり、転調の仕方やサビの入りを変えたりと「展開」に力を入れましたが、実際「悩んで生まれた」というよりも、「こう来るならこうだよね」という偶然(ある種の必然)の産物になってます。音色についてもデモ段階ではもっとシンプルで、ストリングスも無く、シンセも少なかったのですが、仮歌を入れて聞いてる時に1B後半に4つ打ちのストリングスを入れる事を思いつき、実践したら一気に豪華でイメージに近くなったのでそっちの方向に舵を切りました(結果として英断だったと思います)。後付けではありますが、「次の一歩」という曲のコンセプトに「どうなるか分からないけど取り敢えずやってみる」という今回の行き当たりばったりな制作は相応しいものだったのかなと思いますし、節目の曲としてもマッチしたものになったのかなとも思います。
個人的なお気に入りポイントはストリングス(特に2Aの折り返しの下降フレーズ)とギターソロで、それぞれマコトシアカ、りっかの2人にお願いしました。自分の拙い仮のストリングスラインを踏まえつつもアレンジを加えてくれたり、リファレンスを元にギターソロ案を考えてくれたりと、僕のイメージに合ってイメージ超えるものを作ってくれました。本当にありがとうございました。
以下主なリファレンス
Wonder NeverLand/にじさんじ
ray/BUMP OF CHICKEN×初音ミク
キミだけのメロディ/角巻わため
Packaged/kz(livetune)
動画に関しては語れるほどの事は無く、見様見真似で作っただけなのですが、今回使わせていただいたNika○様の素敵なイラストについて。実はこちらのイラストも「初音ミク16周年記念イラストコンテスト」の受賞作品となっています。元々X(旧Twitter)で絵を見ていて個人的にファンだったので使用したい旨を連絡をしたところ快諾して頂きました。こうした大切な曲に起用できた事、一ファンとしても嬉しかったです。ありがとうございました。

こちらの楽曲は9/16より各種サブスクリプションから配信が始まります。
(9/16追記)
サブスクリプションは開始されましたが、9/16現在、アーティスト名が「縫」になっており、配信元に問い合わせをしております。

本当は8/31(もしくは自分の誕生日)に配信を開始したかったのですが、登録を面倒くさがっていたせいでその時期を逃してしまいました。これも後付けの結果論ですが、2023/9/16という語呂合わせにできたので、まぁヨシ!!
何卒よろしくお願いします。

他の受賞作品もどれも素晴らしい作品なので是非聞いてみてください。SONOCAやソニコン公式サイト、ローソンでの印刷等で聞けます。一緒にお祝いしましょう。

次は39周年ですね。


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