ギターの値段が高い。
洋物のギターが高いのはまだわかるけど、ちょっと昔の日本製のギターがジャパンヴィンテージなんつってプレミア価格がついてるのがとても嫌。ヴィン上商法？なんつて。
昔のボロいギターをハードオフでジャンクで安く買ってきて、自分で直して遊ぶのが好きだったのに、それも気安く出来なくなった。

この間、デジマートかヤフオクかを見ていたときに、僕が初めて買ったギターが10万円くらいの値段がついてるのをみかけたんだよね。

お年玉を貯めて買ったギター。
Fender Japan TL43 テレキャスター　ブラック。

定価43,000円、実売34,000円だった。今考えるとモデル名に定価の上二桁の数字を当ててるの、なんかウケる。

バスウッドボディでストラップピンが何度も抜けた。
ブリッジはトップローディングタイプだったから、なんか本物感がない気がした。音の違いはわからなかったけど。
ピックアップはセラミックのバーマグネットタイプだったな。

まじで大したギターではなかったけど、それでも、初めてボディをぶつけて傷を付けた時は泣いた。
ボロボロになるまで使い込んだ。
フレットはボコボコに減り、ほとんど塗装されてないようなメイプル指板は、結構汚れた。

今は後輩に譲ってしまって手元にはない。

思い入れがあるように書いているようだが、同じものを10万円近く払って買い戻そうとは全然思わないし、そんな価値はないと思う。