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靴、窮屈すぎて

私が大学生になってから戸惑ったものが、無数にあります。
「靴」も、その1つです。
(ちなみに写真の靴は、私が大学に入学してから4年間履き続けているスニーカーです。)


私は小学校から高校までずっとスニーカーと上履きしか履いていませんでした。
「瞬足」を履いて、「足速くなるかな!」とか言ってました。(懐かし~)

高校では、スニーカーとローファーを履くことができました。
吹奏楽の定期演奏会ではローファーを着用することがルールとして定められていたので、例外に漏れず買わされました。
なのに、足痛すぎ問題が発生。
初めて履いたら、かかとから血が…。完全な靴擦れです。

それ以降、定期演奏会では我慢して履くものの、やっぱり履くたびに靴擦れするので、ローファーは恐怖でしかありませんでした。

ちなみに中学校と高校では、勉強と部活しかしてなかったので、「休日に遊びに行く」という概念はありませんでした。もっと言えば、「遊びに行くためにおしゃれをする」なんて考えたこともありませんでした。
(そんな時間もお金もなくない?by 中高の私)

よって、私は学校に履いていくスニーカーだけ持っておけばよかったんですね。


そして、大学入学。

「靴=スニーカー」の図式が出来上がっていたので、もちろんスニーカーを買いました。

加えて、リクルートスーツを買ってもらったときにセットの1つとして付いてきた黒いパンプスも靴箱に並びました。Newタイプの靴との出会いです。

コロナ禍のせいで入学式がなかったし、そもそも大学に行けないので、大学1年生の4~6月はほとんど靴を履いていませんでした。

7月。
プチ入学式的なものが大学で行われるということで、服装はリクルートスーツを着てくるようにと大学からのお達しが。
つまり、黒いパンプスを履くということですね。

当日、張り切ってスーツを着る。
パンプスを履く。

おお、なんか入学した感出るなあ。
パンプス履くの、小さいころからあこがれてたんだよね。

とか、謎の感動を覚えながら電車に乗りました。

ところが、駅から大学に向かう途中、違和感が。

なんか、痛くない?

高校時代に経験したあの痛みが、再発。
どこが痛いって?
足に決まってる!
もっと具体的に言うとかかと!つま先!

大学に着いて足を確認したら、やっぱりかかとが血だらけになってました。
パンプスって、つま先の形が三角形になってるんですけど、私の足の形と合っていなくて、つま先も体重の圧に耐えられなくなってました。

「スーツ屋さんで試着したときはフィット感あったと思うんだけどな」とか1人でぼやきながら、よちよち歩きながら1日を過ごしたことを覚えています。
帰りの駅までの道が果てしなく遠く感じて、地獄でした。
多分あの時、針地獄に落とされていたのかもしれません。


それ以来、パンプスにも恐怖するようになりました。

就職活動の際には、「対面での面接では黒いパンプス絶対!」みたいなことを言われて絶望しました。
「何で痛い思いをしながら面接なんかしなくちゃいけんのだ」と憤ってましたし、今でも理解できません。
早くこの悪習消えてください。というか、消したいです。


今、旅行に履いていくための冬用の靴を探しています。
そこで思ったのが、
「パンプスを含めて、歩くための靴って少なくない?」
ということです。

そもそも靴の専門店に行けば解決する問題なのかもしれませんし、私の探し方が悪いのかもしれませんが、「おしゃれ」と「歩く」を両立した靴ってほとんど見つからないんです。

私は小さいころから歩くのが大好きで、歩こうと思えばどこまででも歩きます。
旅行に行っても、移動手段は大体徒歩です。
だから、靴を選ぶときも「長時間歩けるか、軽いか、いざという時全力疾走できるか」を基準にしています。

でも、どうせならおしゃれでかわいい靴も履きたい!
ヒールがある靴も、かっこいい!

歩くための機能性とファッション性を両立した靴、多分私が払える範囲の値段帯ではほとんどありません。

そもそも、現代の靴って本当に「歩く」ための靴なんでしょうか。
現代の人って車とか交通機関に頼りすぎなんじゃないでしょうか。

結局、人が足の代わりありきの生活に慣れてしまって(依存しすぎてしまって)靴にファッション性を求めるようになったから、靴もそのニーズに対応しているのかも?

世界の靴の歴史に興味出てきました。
日本と欧米を比較しても面白いし、1つの国内で異なる年代の靴を比較しても面白そう。

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