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私が地方に生まれた意味

私は、ビルや建物がそびえ立つ都会ではなく、
山、川、田んぼに囲まれた田舎で生まれ育ちました。

大学進学のタイミングでは、地元よりは遥かに都会、
でも地方、な都道府県に移動しました。

地元を出てみて、
交通機関が発達していて
自分の力でどこかに出かけられることや、
興味のあるSDGsなどに関する
イベント・レクチャーなどの
機会にすごく恵まれていることに
驚嘆しました。

そもそもコロナ禍で
外出を控えていたこともあり、
大学1・2年生のころは確かに
そのことだけですごく感動していたのです。


しかし、いざ大学に通うことができるようになった
大学3年生の年以降、
1つ引っかかることがありました。

それは、

地方で開催される規模の大きいイベント、少なくない?

ということです。

もちろん、地方でも
ローカルなイベントが開催されているのは
知っていますし、
参加できそうなものは最大限
参加してきたつもりです。


ただ、全国規模・世界規模でのイベントは、
やはり都市部や東京に集中している
という感触があるのです。

これまで面白そうだと思っていた
プロジェクトやイベントでも、
結局開催地が東京だから
泣く泣く諦める、
そんなことが多すぎて、嫌気がさしました。

何か月にも及ぶようなイベントであればなおさら、
大学に通いながら東京に通い続けるなんて、
お金もないし時間に常に追われる
私には到底できないことなのです。

何より、学生の本分である(大学での)学業を
おろそかにしたくなかった。

問い合わせたらオンラインで参加することも
可能なのかもしれませんが、
1人だけオンラインというのも
なかなか疎外感がありますし、
対面で人としゃべるほうがやはり
円滑なコミュニケーションができます。

「都市部に生まれたらどれだけよかったことか」
「東京にアクセスしやすい場所にいれたらなあ」
「交通費を支給してもらえたら行ける可能性高いのに」
とか、悔しい、もどかしい気持ちを
抱えていました。



そんな私は、4月から都会に引っ越します。

実は就職活動で、今まで住んでいたところよりも
都市部・都会に行くという軸を
もっていました。

今まで生きてきた環境から一歩飛び出して、
新たな環境で生きてみたいという
目標があったからです。
(定期的にcomfort zoneから抜け出す、
これは私の生き方でもあります)

そして、今まで参加できていなかったイベントや
プロジェクトに参加して、SDGs達成に向けた
アクションに参画していきたいという夢をもっているからです。

「地方に生まれて、都会との差に
どうしようもない劣等感をもっている」
これが、私です。

劣等感はありますが、決して悲観的ではありません。
なぜなら、「地方に生まれた」ことも、
私を構成するアイデンティティだからです。

今の私があるのは、地方に生まれたからです。

地方に生まれたからこそ感じ、考え、
行動できることもあるはずなんです。

都市に生活する中で経験すること・感じることは、
将来地方のために動きたいと思ったときに
間違いなく役に立つでしょうし、
自分の感情の動きに寄り添うという意味においても
都市での経験・感じたことを
できるだけ微細に記録するつもりです。

とりあえず、都市部に人やモノ、
イベントですらも
集中している現状には不満しかないし、
その状況を変えたい。

もどかしいなあ!!


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