「あ」朝青龍関 ~最初に好きになったおすもうさん~

初めてこのような文章を書く。友人との交換日記という形で、自分の好きなものを言語化してみようと思う。拙い文だが、最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。

さて、記念すべき第1回。しりとりでテーマを友人とつなげていくことだけが決まっている。どの文字から始めようか。しりとりの「り」から始めるべきか、それとも50音順の一番頭の文字「あ」から始めるべきか。それとも何も考えず始めるべきかと、色々思案したのだが、何も思い浮かばなかったため「あ」から始めることにする。

私が長年ハマっている趣味の1つに「相撲観戦」がある。平成19年5月場所から見始めたため、ちょうど白鵬が横綱昇進を決めたときから見ていることになる。
その場所の『朝青龍―安美錦』の一番を見て、私は朝青龍明徳という力士に一目ぼれしたのだ。
朝青龍という力士の情報は、ネットで検索すれば出てくるので、わざわざ私が説明するまでもない。当時の年間最多勝、年6場所完全制覇などなど挙げればキリがないほど記録を残している。
しかし、私が彼に一目ぼれしたのは記録を残しているからという理由ではない。「人間味」こそが私が感じた魅力なのだ。
先ほど挙げた『朝青龍―安美錦』の取組。安美錦が朝青龍を破った後、朝青龍が花道を歩いて行く際に落ちていた座布団(横綱など強い力士が負けると座席にある座布団が土俵に向かって投げ入れられる。このときも同じ状況で、通路である花道に落ちていた)を蹴り上げたのだ。
座布団を蹴るほど悔しさを露わにする朝青龍。負けたら誰だって悔しいが、他の力士はそこまでイライラした様子を見せていなかった。だからこそ異様に映ったのだろう。「一番強い人が負けて、一番怒っている」この誰よりも素直な人間味が私に分かりやすく届いた。
衝撃的な出会いから朝青龍にハマり、相撲にハマっていった私は、雑誌を買いはじめ、16時―18時の時間はテレビを相撲中継に合わせていた。技は分からない。階級制度もよく分からない。解説を聞いてもよく分からないが、朝青龍を応援していた。
優勝を決めればガッツポーズをする。勝った喜びから笑顔を隠さない。インタビューでお客さんを盛り上げる。オールナイトニッポンのパーソナリティーになる(ファン太郎として)…などなど今後もなかなか現れない力士であることは間違いない。
もちろん、彼の言動が全て褒められたものかといわれれば、そうではない。批判的に捉えられる方もいるだろう。それを否定するつもりはない。しかし、私が伝えたいのは、朝青龍を見て相撲にハマった人もいるということだ。それほど私にとっては大きな存在であったのだ。
もし時間があるならば、「とくダネ!」などでよく相撲担当をされていた横野レイコの著書「朝青龍との3000日戦争」を読んでいただきたい。彼女だからこそ知るエピソードが記載されており、面白い。
常に勝ちを求め、感情を隠すことなく相手にぶつかっていく。その人間味こそ私が感じる朝青龍の魅力だと感じる。

このnoteではできるだけ技術的な話は避けようと思う。それを解説することは難しい&向いてないからだ。そのため、私個人が「いいな」と感じたことをジャンル問わず紹介していこうと思う。
お読みいただきありがとうございました。よろしければコメント等もお願いします。

(本文は敬称略)

参考文献・動画
YouTube himawarihiさんの投稿 「朝青龍を倒せ 2007」

Wikipedia「朝青龍明徳」

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