2023年大相撲初場所 4日目 観戦日記

はじめに

この記事は、私がどっぷりハマってしまった相撲沼に読者の皆さんを呼び込むために、ぜひ伝えたい取組を紹介していきたいと思います。
自分が相撲の面白いと感じたポイント、力の面白い取組と、個人的な注目をしている取組、そして私の押し力士高安の「今日の高安」を書いていきたいと思います。

おすもうさんは力持ち。昔からそんなイメージがあるが、いざ本番でその力が思いっきり見ることがないという人は多いのではないでしょうか。
そこで、4日目「うおー、すごいパワーだ」と感じた取組をご紹介したいと思います。
力士は画面通りの表示で書いています。

1.〇阿武咲(4勝)※赤色-●遠藤(2勝2敗)※紫色

3度目の登場、阿武咲と、32歳相撲巧者の遠藤の対戦。遠藤は押し相撲も、廻しを取って相撲を取ることもできます。
始まりは、ほぼ五分。お互い突っ張り合い、土俵の真ん中からなかなか動きません。しかし、阿武咲の右手が遠藤の首元に入った瞬間、今までの五分の戦いがウソのように一気に土俵下まで阿武咲が持っていきました。
ツボに入るととことん力を発揮することができる押し相撲。今場所、非常に調子の良い阿武咲は、明日以降注目しなければいけない力士かもしれません。

2.〇隆の勝(2勝2敗)※赤色-●王鵬(4敗)※黄土色

どちらも14日生まれという、意外な共通点を持った両者の対戦。この取組は押し相撲を得意とする両者の、力比べとなりそうです。
始まるとともに押し合いとなった両者。しかし、隆の勝の左からの押しが、強烈過ぎて王鵬は裏返されてしまいます。そしてそのままなす術なく、押し出されてしまいました。
強烈な力は、ただ押すだけでなく相手の体勢を不利な方向に変えることもできるということが分かる1番ではないでしょうか。

注目

力士は皆、一つ上の地位を目指しながら、相撲を取っています。逆に落ちてしまうと全く別の世界に暮らすことも。(汚い話ですがお給料も変わってきます)そんな昇進・降格がかかる取組や、同学年・ライバル関係といった取組を紹介したいと思います。

1. 〇北青鵬(3勝1敗)※水色-●金峰山(3勝1敗)※紺色

十両、期待の若手同士の取組。お互い初日から3連勝同士と、幸先の良いスタートを切っています。お互い190cmを超す長身同士の戦いと見どころは十分です。
先手を取ったのは金峰山。廻しを取って、力強く前に出ていきます。しかし、勝負を決めるまでには至らず、北青鵬も残していきます。良い体勢を作っているのは金峰山ですが、北青鵬が上から抑え込んでいる状態でもあるため、金峰山は次第に苦しくもなっていきます。そのため、早く攻めていきたいところ。
その後も、金峰山が攻めていき、投げを打ったところで北青鵬に残されてしまい、さらにこれが懐へ呼び込む形となり、そのチャンスを逃さなかった北青鵬に土俵外に出されてしまいました。1分を超える長い相撲でしたが、北青鵬の粘り勝ちと言える内容でした。

2. ●若隆景(2勝2敗)※銀色-〇大栄翔(3勝1敗)※赤色

昨日、負けはしたものの善戦した大栄翔と、2桁勝利のためにも順調に白星を重ねていきたい若隆景。
取組内容は一方的なものとなってしまいました。お互いに鋭い立ち合いを見せたものの、そこから大栄翔のテンポの速い押しが炸裂し、一気に土俵下まで押し出してしまいました。大関に一番近い存在と言われている若隆景に、「俺も」と気持ちを奮い立たせたかのような気迫を見せた大栄翔。今後の大関レースが非常に楽しみになりそうな1番となりました。

今日の高安

高安晃。32歳。最高位は上から2番目の地位の大関。中学卒業後相撲の世界に入り、17年もお相撲さんとして活躍する実力者です。
なぜ好きなのか。優勝しそうでなかなか優勝しないもどかしさが応援したくなってしまうのです。話は尽きないのでここらへんで。
とにかく高安の取組を見守りたい一心でこのコーナーを行います。

〇高安(1勝3敗)※えんじ色-●翔猿(1勝3敗)※青色

今日の相手は、大関貴景勝を倒している翔猿。始まるとともに、左に動いた翔猿。しかし高安もよく見ながら翔猿に対応していきます。そして、丁寧に翔猿を押していき、勢いそのまま押し出しました。嬉しい初白星。やった!まずは勝敗を5分に戻すことを目標に頑張って欲しいです。

今回紹介した取組はそれぞれの取組を押すことで見ることができます。
今後、相撲をライブで見たい方はABEMAとNHKで見ることができます!

お読みいただきありがとうございました。皆さんの注目&面白かった取組をコメント等でいただけると嬉しいです!
では5日目で会いましょう。

参考文献
ベースボールマガジン社「相撲」1月号
2023年1月12日閲覧


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