撮れ高が多すぎたとさでん交通。本来は2日間堪能する予定だったが、ここまで撮れてしまうと別の場所も行きたくなる。同行した友人・俯瞰マスター氏の手ほどきのもと、徳島まで戻って眉山俯瞰の再履修をすべく、駐車場で夜を明かした。

眉山は晴れなかった。もやの中撮っても意味がないので、一路大坂峠に進路変更。いわゆる香川側の大俯瞰は昨年訪れたので、あまり見ない徳島側を見下ろす俯瞰にチャレンジ。公園の駐車場から山に入ること10分。北海道に比べて明らかに糸が太い蜘蛛の巣に悩まされながらセッティング。被写体は少なくなったキハ40の四国色。天気は納得できないが、山間に現れた水色の車体を見逃さず切り取った。

続いて再び眉山へ。今度は鉄塔立ち並ぶ山頂ではなく、北向きの中腹がポイント。鮎喰川を渡る徳島線が被写体である。こちらも車両は朝と同じく四国色のキハ40がやってくるはず。天気も良くなってきたものの、画面奥はまだ少し曇っている。欲を言えばもう一度撮りたいものだが、まずまずのものが撮れただろう。

そのまま徳島線沿線を吉野川を遡るように走った。穴吹のあたりに俯瞰が撮れそうな牧場があると聞いての行動だ。国道から山に入り、1車線もないような林道を30分かけて車で登ってようやく抜けが見つかった。牧場だけあって牛に囲まれながらの撮影。吉野川の支流にかかる橋を渡る特急剣山が狙い。キハ185系は私にとってはメインディッシュ。影は気になるが撮れただけでも満足である。

今度は全力で香川県に向かい、予讃線の貨物列車を狙う。讃岐府中駅が位置するカーブと、溜め池や小さい山が点在する香川らしい景色を切り取ることで箱庭化してみようとする。真ん中の伐採地が少し気になるも、貨物は文句なしの釜で登場。うーんとはいえ思ったより編成は短いか……？まあいいや。
この後、再び神戸空港に戻るため猛ダッシュで淡路島を駆け抜けた。年に1度の四国詣、なかなかやめられそうにない。