練習用に買い集めたアナログ画材3

消しゴム編

トンボ モノ消しゴム

https://www.amazon.co.jp/トンボ-Tombow-PE-04A-事務用・製図用消しゴム/dp/B001BALMAA/

日本の消しゴムといえばなんといっても青・白・黒のカラーリングでおなじみのモノ消しゴムだろう。誰もが目にしたことのあるこの三色の配列は色商標として登録されているらしい。
文房具コーナーがある店なら必ず陳列されているであろうモノ消しは入手性も抜群。消しゴムとしての消去能力も申し分ない。
とりあえずアナログイラストを始めるにあたり、何か消しゴムが必要だと思い立って近所のホームセンターで購入。よく消えるのは良いのだが、紙面との摩擦力が強くしっかり紙を押さえつけておかないと消しゴムの摩擦で紙が持って行かれ、クシャっと紙面を壊してしまう場面が何度かあった。サイズは19gタイプという大きめの物を選んだが大きめサイズはイラストには向かないと感じた。細かい修正がやりにくいからだ。

プラス W AIR-IN

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B00VL9ZNRO/

大きめサイズのモノ消しが思いのほか使いにくかったので、細身の消しゴムを追加購入した。
やはり細身の消しゴムの方が細かい修正が効くので作業がしやすいというのが率直な感想だ。モノ消しに比べると摩擦が少なめで、紙面を痛める場面も減った。細身な上に断面が正方形なことも相まって握りやすいというのも好印象。モノ消しに比べると表面も汚れにくい気がする。エアインシリーズは常にカドで消す感覚を謳っているが角が無くなってしまえば結局ピンポイントでの消去は難しくなる。どうしてもピンポイントで修正したいのであればコスパは良くないがペン型や電動消しゴムなどの導入を考えたほうが良いかもしれない。

その他

クツワ 鉛筆削り 2枚刃

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07DHL6G1K/

ひげ剃りなどではおなじみの2枚刃構成だが、鉛筆削りにそのアイディアを持ち込んだのがこの一品。2枚刃のメリットは二つあるようで
1.削り速度の倍速化
2.刃の長寿命化
とのこと。
使用感としては、可もなく不可もないコンパクトな鉛筆削りといった印象。先端のとんがり具合は微妙で、やはり電動シャープナーには及ばない。また芯の先端が若干割れたような形跡があり、螺旋刃方式でない鉛筆削りの限界なのかもしれない。またプラスチック製の本体は二つの凹型を向かい合わせて構成されているのだが、密閉が不十分なのか、接合面の隙間から削った芯の粉が漏れ出る場面があった。

コクヨ 修正液 20ml

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000THXBLY/

これは懐かし。筆で塗るタイプの修正液。アナログで漫画を描いている人は線画を修正する用途でお世話になっているとか。
今回は目のハイライトを入れる用途で購入した。鉛筆やシャーペンでの作画であれば、消しゴムで消せるが、擦った境界が滲んでしまうので、修正液の白で上塗りしてしまうという強引な手法を使う。これはアナログならではといった感じだろうか。

マルマン クロッキー帳

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B001DHFSF6/

美大生やアナログイラストをやっている方にはおなじみのクロッキー帳です。100枚(両面で200ページ)で400円を超える値段はお世辞にもコスパが良いとは言えませんが、作りは良いです。
綴じ方(製本)の構造が独特でバッグなどに押し込んで持ち運んでも、傷めにくい頑丈な作りになってます。ワイヤーリングもコンパクトなので、描いている最中も手に当たりにくく、作業の邪魔になりにくいという部分も好感が持てました。
一方で紙質が薄いという特徴も相まって裏写りしやすいです。フラッドヘッドのスキャナでそのままデジタル化したいという用途には不向きな気がします。
頻繁に持ち運んで絵を描くという用途には適した一品だと思いますが、コスパがあまりよろしくないということもあり、普段の練習用には向いていないような気がします。

100円ショップのスケッチブック

100円ショップの各チェーン店でもスケッチブックの類は扱いがあります。個人的に良かったと思うのがダイソーで扱っているB5サイズ70枚綴のスケッチブックです。コスパ抜群で、ガンガン練習できます。マイナスポイントとしてはリングが大きめで、手のひらに干渉しやすいという点と若干紙が臭うという点ぐらいでしょうか……
ちなみに黒と黄色の配色でお馴染みのマルマンのスケッチブックも100円ショップで扱いがあります。しかし18枚綴とボリュームが少ないうえ、B6というかなり小さなサイズしか扱いがありません。

コピー用紙

説明不要。ただの高白色の紙です。ダントツでコスパが良く、500枚入がホームセンターで300円もあれば購入できます。
安いのでガンガン使い捨て気分で練習ができます。スケッチブックと違ってフラッドヘッドのスキャナだけでなく、ADFタイプのスキャナでも取り込めるので、ラフや線画の工程だけアナログでそれ以降はデジタルで作業といった用途には丁度いいかも。
ただ、コピー用紙はお絵かき用ではなくあくまでインクジェットやレーザープリンターでの印刷を重視した紙のため、スケッチブックなどと比べると表面がツルツルです。紙質は人それぞれ、好みかも知れませんが、鉛筆との相性はスケッチブックには劣るような印象を感じます。

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