2024.3.14

戦型「先手中飛車VS４三金型向かい飛車」

一応先手陣は万全の構えになったので何の考えもなしに▲９四歩～▲９三歩の仕掛けを講じたが、攻めは若干切れ模様で評価値も下がっていた。

明確な有利局面を想定できないのであれば、無理に動かずに他の手がないかどうか考える癖を身に着けたい。

局面図からの具体的な候補手順として、▲４六銀～▲５七角と３五地点を目標にするのが良かった。

本譜の上局面で▲５五桂を読んだが、△４二金に手がないとみてすぐに候補から消した。しかし、もし仮に△４二金であれば▲３一銀の割り打ち筋が発生していた。
なぜ気付かなかったのか。

△３四銀と引く手には▲３六歩～▲３五歩で銀を移動させ、▲４一銀を決めてから金を取る。

瞬間的に相手の飛車と角の位置が悪いので、少なくともどちらかの大駒を取ることが可能。

▲８五飛と銀取りをみせる手も絡めれば、攻めが切れることはなかっただろう。

評価値も互角を示していた。

教訓「無理にでもこちらから仕掛けなければ、という強迫的な思考癖は捨てろ」