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揉め事の起こし方 退職 研修医⑩ 夜逃げ

9/26(日)
旅行に来た高校同期と博多ラーメン食べに行った。どとんこつ。
福岡空港近くの博多ラーメン魁龍(かいりゅう)。
店長もおもろい人で、もとラジオパーソナリティ。僕も聴いてた。

本当ならもっと明るい気分がよかったがw

夜解散し、なんとなく車を走らせていると、親から電話が。
父「明日会議があるそうだが、精神科医が来るそうだな。その会議には出席してはいけない。もしもの時は弁護士を呼べ。」

辞職切り出すとき、内科部長が「精神科の先生も来てもらう〜」ってぽろっと言ってたのよね。
それに対して、父が不信感を抱いていた。
お抱えの精神科医から、不当な精神疾患の診断をされ、不利益をこうむるのではないかと。

考えすぎだと思われるが、
少なくとも家族がそう懸念していた。
それに乗っかって、家族の足並みをそろえるのが、戦略上良かろうと判断した。
あとは、正直1日たりとも、もう出勤したくなかった。

僕「じゃあ帰省します!」
行動の前に、信頼できる友人数名に電話をかけた。友人たちも、帰省に賛成だった。
☆独りよがりにならないように、行動を起こす時は必ず数名の意見を聞いて、平均を取るようにしていた。

病院側への不信感がマックスに達しており、一人で寮に戻ることすら気持ち悪くてできなかった。
友人夫妻の車で寮に横付けし、荷物をまとめて大急ぎで終電に飛び乗った。
「なんで僕は夜逃げかましてるんや。。」

しかしこれもある意味、逆転の発想。なんとかプラスに持っていこう。

☆夜逃げという奇策によって、病院側に圧力をかけられる!
さすがに僕がバックれるとは、病院側は予想してないだろう。混乱を起こせば起こすほど、そして指導医氏を怒らせるほど、有利にことが運ぶだろう、そんな読みがあった。


☆あくまで「親の指示で」帰省したと言う。
1. 勤務態度不良という主張はさせない。

2. バックに親がいることを匂わせる。
少しでも僕に不利なことをすれば、次は親が出てくるぞ、と。
法律関係者のクレーマー親父だぞ、と。

3. 親は本来関係ないのではとも思える。が、最初に親を呼び出したのが指導医氏であることに注目しよう。それを踏まえると、病院側は「親は関係ない」という主張ができなくなる。


☆直接対決は避ける
そして逆に、こちらから出向くこともしなかった。
感情的な父と、こちらを見下してる指導医。
そんな2人が対面したら、事態はえらく悪化したろうから。


うろたえる父を。
僕「お父ちゃんは大黒柱。
どしんと構えて、控えとってください。
僕が全部、流れを読み切ってますから。」
なだめてみた。

退職交渉、まるで人間関係の詰め将棋をやっている気分だった。

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