グラブル 編成の組み方


まず編成ってどう組むの?

 基礎の基礎ですが、1部例外を除き武器を合計10本編成したものを古戦場やマルチなどでは使用します。
 限られた武器枠の中でどう組むのが効率いいのか、それを把握していないとなかなか火力が伸び悩んだりする事態に直面することが増えるでしょう。
 まずはグラブルの火力計算式がどうなっているかを簡単に説明していきます。

グラブルの火力計算式

 基本的にこのゲームでは、1種類の攻刃を限界まで載せるよりも、複数種類の攻刃をバランス良く積んだ方が火力が伸びる傾向にあります。
 その理由はグラブルの武器スキルは乗算の関係にあるからです。
 1つ軽い例を挙げましょう、まずはこの編成をご覧ください。

この編成ではM攻刃こそ非常に高いものの、他の攻刃がほとんどありません。
火力に関係のある部分だけを抜き出すと
・M攻刃824%
・EX渾身18%
となります。

 次にこの編成をご覧ください。

 M攻刃こそ先程の編成より低いですが、EX攻刃や通常攻刃がバランス良く置かれています。火力に関係のある部分を抜き出すと
・通常攻刃121%
・M攻刃562%
・EX攻刃57%
・M渾身57.01%
・属性攻撃30%
と、先ほどの画像と比べた場合では数値の合計こそほとんど変わりませんが、明らかに火力に影響する項目の数が多いことが読み取れます。

 ではこの編成2つの予想火力を比べてみましょう。 

M攻刃のみを詰め込んだ編成
複数種類の攻刃をバランスよく積んだ編成

 なんと約4倍もの差ができてしまいました、これは大差と言ってしまっていいでしょう。
 先述した通り、グラブルの武器スキルは乗算で計算されており、たとえ合計の数値が対して変わらなくとも、項目の数が火力に大きく影響します。
 そのためにここまでの差ができてしまった、というわけですね。

<セラフィックウェポン>と<終末の神器>

 グラブルの火力計算の仕組みを説明したところで、どのような武器を編成に入れるのがオススメか…という話をしますが、全ての編成に脳死で入れて問題ない武器が2つあります。
それが<セラフィックウェポン>と<終末の神器>です。

 セラフィックウェポンは最大まで強化することによって、無条件で有利属性相手に23%ダメージが増えます。
無属性相手で他に入れたい武器がなければ抜くことはありますが、基本的に属性を持っている敵相手なら脳死で入れても問題ないでしょう。

 そしてそのセラフィックウェポンの上位互換として運用できるのが5凸まで強化した<オメガウェポン>です。
ガフスキー【トリア】を付けることによって有利属性相手のダメージが1.25倍になります、ごく一部の事例を除いてセラフィックウェポンの完全上位互換と言い切ってしまっても問題ありません。
また、この武器は得意武器種によって最終的に複数種類作ることにはなりますが、1本あれば全属性で使い回すことが可能です。
基本的にオメガ武器を1本作成できればセラフィックウェポンはお役御免と言ってもいいでしょう。

 本来ならばこの武器を作るためにはそこそこ強いボスを倒す必要があるのですが…なんと10周年イベントで配布されることが決定しました。
とりあえず受け取ったらトリアのガフスキーを付けて全ての編成にぶち込みましょう、そのレベルの脳死武器です。

 次に<終末の神器>です、この武器でまず特筆すべき点はシンプルに効果量が高いというところでしょうか。

SL20でなんと加護の乗る攻刃20% HP20%

 このスキルはHPや攻撃力を両立するスキルの中では最高峰と言っていいほどのものであり、終末武器を入れているだけでHPや火力をある程度確保することができます。

 第2スキルも非常にあげにくい枠の上限を上げるスキルとなっており、正直第3スキルが無い4凸の時点で既にほとんどの武器よりも強いです。
しかし、それでも終末の神器の本質は第3スキルにあると言い切ってしまえるほどのパワーが第3スキルにはあります。

 その第3スキルは14種類のスキルから必要な場面に応じて効果を付け替えれるというもの。
 通常軸であれば奥義ゲージが上がらなくなる代わりに追撃を得ることのできる『虚偽と詐術』、奥義軸であれば無難に使いやすい奥義強化スキルの『英傑』、癖のない純粋な火力強化が欲しいならばHPによって火力が上がる『渾身』…といったように、様々なスキルを付け替えることができます。
 その一つ一つのスキルが非常に効果の大きいものであり、それを付け替えることができるとなれば終末の神器はまさに最強の武器と言っても過言ではないでしょう。

 セラフィックウェポンに関しては抜ける場面もありますが、終末の神器に関しては抜ける場面が完全に無です。
交換したら一生お世話になるのでとりあえずその属性の編成には脳死で突っ込みましょう。

約定・果断・剛毅

 セラフィックウェポンや終末の神器の次に脳死で入れていいのがこれらのスキルです、約定は無条件で5万、果断は現在のHPが多いほど効果量が高く最大3万、剛毅はHPが少ないほど効果量が高くなり最大6万与ダメージが高くなります。
 一撃の火力が高い奥義軸以外は基本的にこれらの武器のうちいずれかを採用することになり、約定なんかはガチャ武器ですが引けたら脳死で入れても問題ないと言えるでしょう。

 強さがわかりにくいという人のために具体例をあげると、たとえば10hitするダメージアビリティがあるとしましょう。
約定の与ダメージは1hitごとに乗るので、与ダメの有無によってそれだけで最低でも50万の差が付きます。
与ダメージの上限は10万なので、最大まで盛っていれば100万です。

 アビリティだとまだ少ない方で、通常軸だと追撃を複数乗せて殴るのでhit数が跳ね上がります。
1回のムーブで300hitほどするのもさほど珍しいことではありません。
それら全てに10万ダメージが上乗せされると…なんと3000万の差が生まれます。

約定以外は少し考える必要がありますが、約定に関してはほんと脳死で突っ込んでもいいです。

実践編

 強い武器たちを紹介したところで実際に組んでみましょう。
まずオメガウェポンと終末の神器は最強なので脳死で突っ込みます。
次に先ほども説明した通りバランスよく武器を配置していきましょう。
最初のうちは全属性両面マグナなはずなので、Mのマークと剣が書かれている武器をベースに作るのがオススメです。

これに追加でハートが書かれてる神威ってスキルはとても強い

 しかしそれだけでは伸びが悪いので火ならばニーラカンタ、風ならばグリム琴、光ならば炎の柱、闇ならばゼカリヤといったM渾身の武器を入れると予想火力が大きく跳ねるはずです。

これが渾身

 尤も光に関しては渾身など入れずともシュヴァ剣がM攻刃に追加で通常攻刃を持っているのでそれを並べるだけで強い編成ができますが…
他にも覚醒した武器やイーウィヤビークのように、加護が乗らない代わりに効果量の高い通常攻刃武器はかなりの数あります、それらを入れればもっと火力が伸びるでしょう。

 さて、そうして火力を上げていくと2つの問題のうち、どちらか片方にぶち当たることになると思います。

  1. 耐久面の不足

  2. ダメージ上限

 これらは上級者の騎空士でも頭を抱える問題です、それぞれ次の章で話していきます。

耐久問題

 HPや防御など、耐久のステータスは挑むマルチが高難易度になるほど必要になってきます。
しかし耐久のために火力を下げると時間がかかって効率が良くない…ということで、火力と耐久の両立をできるのが理想となります。
そのために重要となるスキル、それが『神威』です。

神威くんのアイコン

 これは攻刃を持ちながらもHPを上げることのできるスキルであり、このスキルを持った武器を複数本入れることで耐久を底上げできるのです。
風はグリム杖、土はオールドペルセウス、水はオールドオベロン、光はシュヴァ剣、闇はアバ杖、火は神威こそ少ないもののシヴァ杖やシヴァ剣といった火力武器に守護がついています。
 ぜひ自分の挑みたいマルチに合わせて、耐久と火力の両立を目指してみてください。

また、防御ですがこちらは少し上げる手段が限られます。

  • エニアド武器の防御覚醒

  • リミテッドシリーズの防御覚醒

  • レヴァンス武器の防御覚醒

  • ブレグラ武器の防御覚醒

  • レゾ武器の第1スキル

  • 極星器

 最も簡単なのがエニアド武器の防御覚醒であり、基本的に序盤では防御は上げることができません。
しかし序盤では防御がなくてもHPだけでなんとかなると思います。
いつか高難易度に挑む時、なんかダメージが痛いな、と思ったら防御の存在を思い出してみてください。

ダメージ上限

 こちらは騎空士最大の敵とも言われるほどのものであり、 熟練騎空士はいつもこれと睨めっこしています。
これを盛らないとダメージが一定以上になった途端凄まじい減衰が起こり、結果的に火力が伸び悩みます。

予測ダメージは伸びているのに対水属性がほぼ伸びていない

これらを回避するためにはいくつかの方法があり、その中でも最も簡単なのがダメージ上限を伸ばすことです。 
ダメージ上限にはいくつかの枠があり、まず一覧から見せると

  • ダメージ上限

  • ダメージ上限(特殊)

  • 通常(アビ・奥義・チェンバ)ダメージ上限

の3種類です。

 まずは普通のダメージ上限、俗に邪枠と言われるものであり、一部の例外を除けば基本的に武器で盛れるダメージ上限は全てこれになります。
これを盛れる武器はよく使われるものだと秘文書を使うことのできる四象武器、約定(4凸)、攻撃覚醒リミ武器、コスモス武器、特殊覚醒の武器、攻撃覚醒神滅武器、極星器、ルシゼロ素材のペンデュラム辺りでしょうか。
 最近だと約定2本に極星器を入れてダメージ上限のほぼ上限まで盛っている編成をよく見かけます。

 次にダメージ上限(特殊)、特殊ってなんだよと思ったあなた、私も同感です。
これは俗にレゾ武器と呼ばれるレゾネーター・ヴァリュアブル・ヴァイタリティ・コンバージェンスの4種類でのみ盛ることのできる枠で、約定とレゾ武器が大正義のリミ武器環境を作り上げた諸悪の根源でもあります。
こいつのせいで同じリミ武器3本集める羽目になりました、恨みます。

 そして通常(アビ・奥義・チェンバ)ダメージ上限、これは終末オメガの第2スキル、新実装されたレヴァンス武器、レヴァンスリビルドの特殊覚醒、一部のの攻撃覚醒神滅武器、一部のルミナスで盛ることができる枠です。
 通常上限は上記のもの以外ゴミのようなものしかないですが、括弧で括った3種類の上限は他の武器でも盛れたりします。
正直これを盛るのはかなり面倒なので終末オメガだけで盛って残りは放置…なんてことがよくありますね。 

 他にもキャラのアビリティで盛ったり、召喚石で盛ったりしますが、どんなに上限を盛ってもその上限を叩けなければ意味がないので、ある程度上限と基礎火力のバランスを見極めるのも大切です。

つまりは?

 編成を組むときは、脳死でオメガ終末をぶち込んで残り8枠で必要な耐久ラインと与ダメージとダメージ上限と基礎火力を用意する必要があるわけです。
 そんなの無理だろ!と言いたくなるかもしれませんが実際無理です。
それができるのは約定2レゾ3とか入ってるリミ染め編成だけなので、自分の編成に合わせながらいらない部分を切り詰め、目標のマルチに挑むため試行錯誤してみましょう。
 なんだかんだ最低限の武器が揃っていればなんとかなるので、真に必要なのは諦めないきくうしソウルなのかもしれません。
 
 少しずつ自分なりに編成を組んでみて、編成を上手に組めるようになって、もっと上を目指せるようになる…
 この文章が、そんな未来への一助となれば幸いです

 それでは、良きグラブルライフを!

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