#NulNote 満塁時の成績をまとめてみた

今日は簡単に。

日本ハムが日本タイ19残塁!満塁5度全て生かせず https://www.nikkansports.com/baseball/news/201709290000825.html

今日9/29の試合で日本ハムがNPBタイ記録となる19残塁を記録しての完封負けというド派手な展開をやってのけてしまいました。
この試合、満塁のチャンス(ピンチ?)が5度もあり、いずれも得点できずに終わるというファイターズファンにとっては実にイライラの募る試合となってしまいました。

通常、満塁のシチュエーションは攻撃側にとっては大チャンスであり、一気呵成で大量得点を、という希望を持てる展開のように見えます。
しかし、今日の日本ハムのように5度の満塁のチャンスを1度も生かせないということもあるわけです。

ということで、9/29現在の満塁時のチーム成績をまとめてみました。

まずはセリーグ。
DeNAの打率の高さが際立っていますね。得点率45.1%、満塁時OPS1.012と圧倒的な数字で満塁のチャンスを生かしていることがわかります。
また、巨人も得点率が42.1%と高くなっています。満塁時の犠飛がセリーグトップの16。タイムリーだけではなく最低限外野にフライを打ち上げ1点を奪うと言う堅実な戦いが出来ていると言えるかもしれません。
優勝した広島も犠飛が13あり、得点率は38.9%と堅調な数字を記録しています。阪神は打率は高いのですがセリーグで唯一満塁本塁打が0であることもあり、平均打点がセリーグで一番低くなっています。
一方、中日は満塁機会数が99と最も少ない上に得点率はわずか30.3%でリーグ最下位。ヤクルトは満塁機会数が162とリーグ2位の数字でありながら得点率は32.7%。両チームとも今季は得点力の低さが低迷の要因のひとつでしたが、満塁時の結果からもその課題が浮き彫りとなってしまいました。

続いてパリーグ。
オリックス・楽天の打率の高さが目立ちますね。ただ3割を超えたチームはありません。
意外なことに1位2位のソフトバンク・西武ともに満塁時の成績は余り良くありません。ただソフトバンクは平均打点が1.90と高く、西武も犠飛10と最低限の得点を挙げる堅実な展開が見て取れます。
また、ロッテが意外にも得点率42.0%とパリーグトップなのですが、満塁機会数100はパリーグ最下位。満塁に出来れば得点を挙げる可能性は高まりますが、なかなかその機会が発生しないという痛し痒しの展開だったようです。

さて、本題の日本ハムですが、5回も満塁のチャンスを逃したのは偶然ではなかったと言えてしまいそうな数字が並んでいます。
打率はわずか.224。満塁時OPS.567。得点率に至っては12球団唯一30%を割る29.6%。以前から日本ハムにとって満塁はピンチだ、なんていう声も聴かれていましたが、数字からもその状況が証明されてしまったと言えそうです。
得点圏打率自体が.238でリーグ最下位ということもあり、日本一奪還には得点圏をいかに生かしていくかが課題のひとつと言えそうです。

こんなところで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?