見出し画像

広告ブロック機能ブラウザを使ってみた記録【Brave】


年末年始にかけて以前からサブブラウザとして利用していたBraveをメインブラウザとして使っていけるかを検証していた。

メインブラウザとして利用する際に下記2点はプライオリティを置いていた

  • デバイス間で同じブックマークや履歴などを共有できる

  • GoogleChromeの拡張機能が利用できる


まずBraveとGoogleChromeには仕組み上の違いがあるようで、Braveは仮想通貨と同じブロックチェーンという仕組みを使っているようで、GoogleChromeとは根本的に違う。

GoogleChromeは、Googleが管理しているサーバー上にデータベースのテーブルが用意されている。それに紐づく個人情報やブックマーク、履歴などあらゆる情報が紐づいた形になっており情報は一か所に統合されたイメージ。

一方で、Braveはチェーンで紐づかれたデバイス同士が独立しており同期設定をした項目だけを互いにシェアし合い同じデータを持つ。

ここの差は、似ているようで非なるもので、利用してみて初めて感覚的な違いを理解した。

既存のBraveで同期したら過去のブックマークの挙動がChromeとは異なる。

元々Braveを利用していたのだけれど、既存のBraveのブックマークが同期したブックマークとすり替わるのかと思っていたら既存のブックマークは削除されずそのブックマークも含めすべての同期されたデバイスで共有された。

例えば、Aデバイスにはa,b,cのブックマークが保存されており、Bデバイスにはd,e,fが保存され、Bデバイスに紐づけた場合

  • Brave同期
    Aデバイス…a,b,c,d,e,f

  • Bデバイス…d,e,f,a,b,c

こんな形で登録される。これはAとBはあくまで独立したブラウザであり、あくまで選択された情報を共有し合うというブロックチェーンの概念からくるものか。
例えば、Aで見ていた履歴もBのデバイスにも同期され、Bのデバイスで見ていた履歴もAのデバイスに同期される。

一方で上記条件かつGoogleChromeの場合でAデバイスで使っていたアカウントをBデバイスにも紐づけた場合

GoogleChrome
Aデバイス…a,b,c
Bデバイス…a,b,c

GoogleChromeにはデータは端末に依存せずあくまでもアカウントベースであらゆる情報が紐づいているため、Bデバイスにどんな情報が入っていてもあくまでもAデバイスで利用していた情報がBデバイス、あるいはその他のデバイスで同期した場合でもすべてAと全く同じ情報が同期され、Bやその他のデバイスの情報は無視される。

Braveの特徴【広告をブロックできる】

GoogleChromeにもポップアップ広告をブロックできる仕組みが入っているが、そのレベルではない。本当にほとんどの広告をブロックできる。

YouTubeでさえも全く広告が入らなくなる。広告が入るとしたら、HTMLソースに直書きされたバナーなどサイト本体に埋め込まれた広告以外は全く入らない。

元々、ゲーム攻略サイトを見ようとしたときにポップアップ広告が永遠に邪魔をしサイトを閲覧できないサイトがあった。そこからBraveの利用を検討したのだけれど、GoogleChromeでは広告で度々舌打ちしていたような現象がBraveでは発生せずストレスフリーだった。

一方でYouTubeから広告ブロックに対する警告が表示されるようになり現在はBraveの利用は控えるようにしている。

Braveの特徴【秘匿性が高い】

前述したとおり、GoogleChromeではアカウントに紐づいたすべてのデータはGoogleChromeが統合管理しているためプライバシーモードでさえもGoogleが拾っていたという情報もある。

Braveの場合はあくまでも同期しているデバイス間でのみデータが共有されいているため統合管理している大本がいない分安心。

Googleがやらかしてパスワード類が流出するなどのリスクは限りなく低い。

Brave改善点【決済オートコンプリートがない】

人によってはいらないかもしれないけれど、僕の場合日常の買い出しから始まりsteamでの購入、Amazonでの購入すべてがクレジットカードを利用している。

ブラウザ経由で買い物をする際にクレジットカード情報を求められることは度々あり、booking.comでの決済やイオンシネマ前売りチケットの決済など直近でも発生しておりそういう時にオートコンプリート機能があると小さなストレスを回避できるという点で重宝していた。

BraveではGoogleChromeと違い同期できる情報のうち、クレジットカードのオートコンプリートは対応していないようだ。

むしろGoogleChromeより流出の恐れが低いBraveのほうがクレジットカードのオートコンプリートに対応しているべきかと思う。

iPhoneとの相性

iPhoneにはsafari以外にGoogleChromeを規定ブラウザとして設定することができるが、Braveも例外ではない。

一方でiPhoneのアプリ単位でのオートコンプリート機能ではicloudかGoogleかを選択できるのだけれどBraveは含まれていないようだった。つまりアプリ経由でパスワードを登録した場合はオートコンプリートされなくなる。

これも地味にストレスがたまる。すべてがブラウザで完結すればいいのだけれど、スマホではアプリがメインのサイトもあるためiPhone自体との相性も加味しないとならない。

最後に

  • クレジットカードのオートコンプリート機能がないので地味にストレス

  • 広告ブロックでYouTubeから警告を食らった

  • iPhoneとの相性

警告を食らってしまったこと→YouTubeドメインを除外という形でBANは回避できそうなものだけれど、このやり方であればGoogleChromeでもadblcokをインストールしてYouTubeのドメインだけを例外排除設定すればいいだけなのでBraveのメリットが生きない。

クレジットカードのオートコンプリートは地味にストレスがたまるので、いったんはBraveにその機能が実装されるのを待ってみることにする。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?