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【電子煙管】E-リキッドとアントニオ

すでにGW連休ですが日々カートリッジの検査に追われております、沼田茶舗 電子タバコ店の沼田と申します。金融機関向けの資料も製作せねばならず、今年もGWはなさそうです。
カートリッジ未配布の方、申し訳ございません。製品検査、量産調整、バージョンアップ、同時に進めております。

オンラインショップのほうは、
4月27~30日がお休み
5/1 または 5/2が出荷日
5/3~5/6がお休みです。
毎年、土壇場で決まる理由は、人手不足です。

今日のお題は
・Drops European eLiquids
・カートリッジのお話(毎日、何してるの?)
・クオリティアップ
となります。

■Drops European eLiquids

電子煙管”初陣”に添付しています、e-リキッドの会社のご紹介です。
このDropsは2011年から準備を始めて、2013年に開業した会社、原材料すべてをヨーロッパから調達する事、当時乏しかった器材を揃える事に信念を燃やしたスペイン初のE-リキッドメーカーになります。
2013年のころは、私も世界のE-リキッドを集める事を楽しんでいまして、日本からの問い合わせに彼らもノリノリでした。
この時揃えたフレーバー、評判は良かったものの、流行も下火だった事もあり、今一度お楽しみ頂きたく添付しました。

個人的に好みだったメーカーとフレーバーでもあり、キセルの歴史はポルトガルのキソルベル由来もありまして、同じイベリア半島として電子煙管に同封しました。
お付けした理由は他にもありまして、アメリカから輸入すると、ニコチンなしでも「タバコ税」が掛かりヨーロッパ(スペイン)からの輸入は、タバコ課税されてなかったこともあります。(E-リキッドにタバコ品ラベルが記載されたため課税されていたのかもしれません)

アントニオのお話
そのDrop担当者、アントニオは親族に日本人もいるとの事で、Skypeで交流してました。試作した電子煙管を見せたところ親族にも好評だったため、日本製※の本体を作った暁にはぜひ販路拡大にと、試作をもってバルセロナに向かった事は良い思い出です。

結局そのときは所用が合ったようで面会できず、ホテルから手土産を送っただけでした。スペインのexpoにブース作ってくれたりと、好意的な関係はしばし続いていましたが、多忙になったころ、疎遠となってしまいました。

初陣の完成と発売に合わせて一報入れたのですが、闘病中との事でした。
治る見込みは分りませんが、いま医療は進んでおります。回復を祈るばかりです。

お付けしたE-リキッドにも、物語があります。
お気に召していただけたら幸いです。

■カートリッジのお話(毎日、何してるの?)

カートリッジの販売が遅れております事、誠に申し訳ございません。5月入荷のカートリッジ精度次第となります事、ご了承いただきたく思います。

画像のカートリッジ、全部不良です。まだ数を数えていません。
毎日、検査用吸い口に差し込んで「刺せる、抜きやすい」を続けています。
こう毎日続けると、改良の方向性が見えてくるものです。

青い部分が太すぎて入らない不良(入れたら抜けない)
赤い部分が太すぎて入らない不良(入りきらない)!
黒リング部分(現物は白)のせいで抜けなくなる不良

この他に、単体は精度良好も、ガラスの角度がズレているため入らない、といった不良があります。これは中心のポールが歪んでいるパターンと、ガラス下部のOリングによる場合を確認しました。
青の良品と、赤の良品を合わせる事で、なんとか良品を増やす作業をしています。

5月入荷品から、精度が上がるはずです。先方共々、試案を重ねて相当追い込みました。
3月の不具合から続く量産調整、ここでやっと一段落できそうです。
まだお送りできていない方、お時間が掛かります事申し訳ございません。
もう少々お待ちください。

■クオリティアップ

吸い口、火皿を樹脂にした理由は、組立工場が樹脂を使いたかった事もありますが、重さです。いま以上の重さは、おそらく不快になります。

金属で作る目途が立った事もありまして、抜けないなら上から押し出す、という構造ではなく完全に1から設計開始してます。コイルはボトムコイルになる予定ですが、内部構造はまだ極秘です。

火皿側も、金属化と軽量化を進めていますが、数分割する必要があり、初陣以上のデザインにすることが、とても難しい代物でした。
改めてすごい物を作ったなと思っています。
この”初陣”以上の物を作るとなると、すくなくとも日本の開発メンバー、不要です。彼ら、人の話あまり聞かない事と、これまで散々やってくれましたので。

残りわずかの平成、最期のメルマガまだ書いていませんが流す気満々です。
お楽しみに!

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