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麋角解(七十二候)と蒼松寿古

12月26日ごろは七十二候の「麋角解(おおしかのつのおつる)」、大鹿が角を落とす頃という意味です。実際には日本でこの時期に鹿の角を落としません。「麋」は中国で麋鹿(ミールー)別名、四不像(しふぞう)を指しているといわれています。シフゾウは絶滅危惧種ですが、中国明代の封神演義では伝説の動物として登場しています。雪もちらつくこの時期、冬の景色に常緑の松と赤い実が鮮やかな南天の取り合わせた蒼松寿古はこの時期の煎茶席にもよく飾られます。南天は難が転ずると言われ正月飾りにも用いられます。

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