見出し画像

子連れでジャニ魂に参戦する話 episode0

令和元年、
私と長男よっぴはジャニーズのコンサートに行った

初めての子連れでのジャニ魂参戦は反省点はあるものの、私にとっても彼にとっても最高の思い出となった

未就学児を連れての参戦に悩む方の参考になれば
自分の備忘録になれば

まず前提として私自身がゆるい嵐オタで
メンバーがテレビに出演するなら観る
アルバム出たら買う(シングルは買わない)
2008-2012までは毎年コンサートに行く(何故か当たり続ける自名義)
嵐を好きな人のブログをストーキングする

今思えば【応援する】というより純粋に【楽しませてもらってた】

そんながお茶の間オタが嵐から離れた

何故か?答えは出産

24時間こちらのリズムに関係なく寝起きし、意思の疎通なんてはかれず、ほっとけば死ぬ

そんな生き物と暮らし始めてテレビを見る時間もCDを聴く時間もなくなっていき、それに気づかなかった

それぐらいのライトな層だった

時が代わって長男よっぴが3歳になる頃、そこそこ意思の疎通がはかれるようになった

彼はこだわりが強く、それ以外への興味が全くない子だった
朝食のメニュー、スプーンフォークの位置がいつも同じじゃないとパニックになる
自分の気持ちや感情を表現出来ない
お友だちと関わらない
初めての場所や人が苦手で知らないところへ連れて行くとうずくまって全てをシャットアウトしてしまう

今思えばスペクトラム自閉症の気が出ていた

私は焦っていたのかもしれない
何とかお友だちと遊んで欲しくて自分もムリしてママ友付き合いをしたり、イベントに連れて行ったり
今思えば何をそんなに焦っていたのか
彼も自分も苦痛の時代だった


若かったんだと思う 


そんな彼とジャニーズとの出会いは私のHDD整理中に訪れた

批判覚悟で言うと当時よっぴと二人きりの日はどこにも出かけず1日HDDの録画を観ていた
どこかに連れ出して外でパニックを起こされたときの対処が辛すぎた。当時の記憶はあまりない
HDDの整理をしながらところどころお気に入りのシーンを見返してると、後ろでぼんやりしていたよっぴが言う

「おかあさん、このひとだれ?」

それは多分2010年くらいの少クラプレミアムで太一くんと長瀬くんが歌う「cadence」

いや、わかる。思わず耳から脳に直接届くよね。名曲だもん

元から名曲なんだけどお時間ある人はこの少プレ版を探してみてほしい
アコースティックアレンジが最&高
2年分の受信料は元取れるから
実質タダどころの話ではない。ありがとうございます

よっぴがテレビに出ている人というか他人に興味を持つこと自体初めてだったので内心興奮しつつ優しく教えた

「このひとは長瀬くんと国分くん、ジャニーズだよ」
「へぇ~」

これがよっぴがジャニーズを認識した最初だった

cadenceでTOKIOをゆるく認識した彼はそれから日曜夜に欠かさず鉄腕ダッシュを見るようになった
星や魚が好きだったよっぴにダッシュはぴったりでとにかくハマっていた
けれど固有名詞が出ることもなく人の区別はついていなかったように思う

その翌年、音楽史に残る華々しい出来事があった
そう、King&Princeのデビューだ
本当にシンデレラガールズは名曲

あれは忘れもしないデビューのPON!、彼らはフレッシュ感満載でデビュー曲を歌い切った(袖で見守る青木アナを添えて…)

そのキラキラ感を目の当たりにし、当時4歳のよっぴは明確な意思を持って言った

「おかあさん、このCD買って!」

よ、よ、よっぴが欲しがってる!(大甘)
ふたつ返事でOKをした

ここで気付く
どうせならMVがついた初回限定盤Aが欲しい
予約もなく買えるのか?

嵐育ちの私は不安を抱えながらAmazonや楽天を覗いてみるとそこにはすでにプレミアがついた初回限定盤たちが…
絶対定価以上で買いたくない
だってさ、定価以上で買ったって1円も彼らに入らない

悔しさから血眼になりながら探し


なーい

10件近くCDショップに問い合わせ

なーい

ついに見つけた初回限定盤A
(この時点で昔に比べてCDショップが減ったことに気付いてショックをうけた)

地方最高yeh

そして初めてみるシンデレラガールMV

何?なに?なんなの??

めちゃくちゃキラキラしてる

歌上手、ダンス上手、

私がほぇーっと感心しているとなりでよっぴは1人の男の子に夢中になっていた

それが岸優太くんだ
よっぴは世に1000万人はいるであろう岸くんの「のにぃ~~~~」落ちだ

来る日も来る日も朝晩とMVを見続けた

その頃の私は平野紫耀くんが出ている「花晴れ」にハマり、よっぴの保育園のクラスメイトのみゆちゃん(仮名)(4歳)と「顔がいい」だの「1分だけっ」だのキャッキャウフフしていた

そう、オタクは世代も年齢も関係ないのだ
たのしい

話を戻して
あんなに他人に興味がなく年長になった今でも6年間寝食を共にした保育園のクラスメイトの名前も覚えていない彼が岸優太くんにはハマったのだ‼️バンザイ‼️

岸くんのことはなんでも知りたい、雑誌も欲しい、少クラも観る
そんな彼に5歳の誕生日プレゼントにあげたのがサマパラ2016のDVDだった
今まであげてきたプラレールだとかブロックだとかよりも発狂して喜んでくれたよ

そこで岸くん目当てにDVDをみて彼はさらに衝撃的な出会いを果たしてしまう


中島健人くんだった

岸くん、当て馬みたいにしてごめんよ!

今でも岸くんのことは大好きで出演番組もチェックし、ブルーレイも買ったんだけど、ケンティーの世界に有無を言わさず引きずりこまれていた

ちなみに当時の私のケンティーへの印象は「プロや…」この一言に尽きる

他のメンバーの意向を考えないでもいいソロコン、
思いっき自分の趣向で創り上げられるソロコン、
世界観の作り方、自分の魅せ方、ファンが求めているものの察知力、Jr.の使い方
全てがレベルが高かった

よっぴの数少ない【好きなもの】に中島健人くんが入ったおかげで彼の世界は広がりを見せた
そのエピソードをいくつかご紹介したい

嫌いなものを頑張って食べる
「ケンティーは食べるお仕事がいつきても良いように嫌いなナスを食べられるようにしたんだって」
ゴチを見ながらそんな話をしたら、今までは絶対に食べなかったキノコをひとつは食べるようになった

ピアノを始める
ケンティーとコンサートと言うと必ず出てくるピアノ、これを見て「よっぴもピアノやりたい!」
そう、まさかの自分から言い出した
そんなに言うなら、と始めたピアノ。
ピアノって毎日の積み重ねだから毎日弾くって5歳には大変なんだよね(親も)
そんなダレたときはケンティーとピアノエピでやる気を出して弾くくらいには好きです

ひらがなを書けるようになった
ある夜、布団の中で「今ケンティーって何してるんだろうね」と言う彼
お仕事してるんじゃないかな?(20:00)
「え!おしごと?夜なのに?お父さんみたいに?ケンティー疲れちゃう。」
そうだねぇ
「ケンティーにがんばってってお手紙かく!」
えぇ…お父さんには書かないんかい

そうなんです。関心ないもの全く興味なしだったよっぴはケンティーにお手紙書きたい!という一心でこの後2週間足らずでひらがなをマスターしました
【好き】と言う気持ちは偉大なり

上記にあるようによっぴの世界はケンティーのおかげで広がった

保育園でも大好きなひとりのお友だち以外は誰もいらない!と言う状態から
あの子もピアノやってるらしい、あの子もディズニー好きらしい、とちょっぴりお友だちへの興味が出たり
何かがうまくいかなかった時に「こんな時ケンティーだったらどうするか?」のひと言で気持ちをポジティブに出来たり
「それってセクシー?」の一言で居住まいを正したり

自分の気持ちを表現できなかった彼はこの1年で劇的にと言ってもいいくらい変わった
今も急な変更や新しい場所には弱いけど格段に耐えられるようになった
ケンティー、本当にありがとう

ただ、ゴチでとんとんタイムに入っちゃうとソファーの後ろでぎゅっと固まっちゃうし、最下位の時は夜泣いちゃったから
ケンティーなんとか頑張って

そんなこんなで楽しいsexyライフを楽しんでいたところにやっと発売!
待ちに待ったリペ魂Blu-ray&DVD!
ちゃんと学習してフラゲしました!

よっぴはそのキラキラな世界に眼を輝かせてこう言った

「おかあさん、よっぴもここに行きたい」

私も思ったよ。よっぴと一緒に観たい‼️

ここから子連れ参戦をするまでの軌跡を備忘録として残しておく


つづく


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?