不認の形

 頭が痺れるくらいの激昂に至り眠ると落差で鬱っぽくなります。そもそも何かに夢中になるようなことが四六時中十数年と続いてたので昂ってるのが普通なのかそうでないのが普通かを考えてみてはいるものの、そもそも思考が始まった頃を思い出してみても何かに夢中でいないことがありません

 一人遊びを好んできた身で誰かと話してもそれは一方的なので、その相手が何か含みのある言い回しをしたとしても表面しか受け取れず何を言ってるか分からない。言葉尻や調子で嫌味なのか善意なのか判断するしかないものの得意な笑顔さえ浮かべれば何を言ってもいいと思ってるかは、やはり何となくでしか分からないのでそれならどうでも良い。クリエイターじゃあるまいしです。誰かや何かに対する強い憤りや感謝みたいなものは広がるけれどこの部屋には届かない

 作品として仕立て上げて金銭に結び付くところでとやかくが聴こえても、こうして金にもならなければどこにも繋がってない現状だからです。体調に関わる暮らしやすさは良くなったものの、自分がいなかったらどうするのかと言ってくるような相手に良い様にされていては無力感しかありません

 やろうと思えばいつでもできる夢中にさせてくれることを一つし続けてない。この決まりごとだけで心を守れるなんていい身分です

 

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