見えない優しさに気づいた時、心は。 * * * * * 子供の頃は、絵ばかり描いていた。 幼稚園で配られる自由帳は数日で使い切り 広告の裏は貴重な資源として集め続けた。 毎日毎日 何枚も何枚も描いていた。 話すのが下手だったのと、感情表現がうまくできなかったので、キャンパスでの自己表現は性に合っていた。 そして描いたもの全てに 「上手だね すごいね」がついてきた。 益々描いた。自分のためにも人のためにもすごく描いた。 でもみんな嘘つきだと思った。 「すごい
来客も落ち着き、ご先祖様と数日間過ごしたお盆。そんな日々も終盤を迎えた今朝、家のある伝統行事に初めて参加しました。 お盆の最後の朝は、仏壇にお供えしたお菓子や供花やおじいちゃん達の好物を降ろします。 「また来年も話そうね、いつも守ってくれてありがとうございます」と、それらを大きな藁に包みます。 包んだらそれを持って近くの綺麗で大きな川にかえすんです。 今までは祖父母がこっそりやってたみたいなのですが、祖父が亡くなり、私の父がそれを継ぎました。 今回(私がおじいちゃん子だ
綺麗な雨が降ってた 大粒のボテボテ雨 下半身コンプレックスの私は普段長めのスカートを履く。 雨の日は短足で裾がびしょびしょになるので、 スカートさん今日はお休みです。 仕方なく黒いガウチョはく。 ガウチョなかったら私のいろんなものが詰まりまくったお尻や太ももを世間の人に見せなきゃいけなかった。ありがとうガウチョ。 よく私の周りの男性が 「脚太いくせにジーンズや、スキニー履くのなぜ？自意識過剰かな？君ら可愛い子が着てる服着ても君自身は可愛くないのいい加減わかってよ」 って
２０歳の誕生日 実家で迎えました 家族みんなで私が主役の晩餐 いつも私の誕生日は、ロールケーキと唐揚げと手巻き寿司、固形物食べれる年齢になってからずっとそう。 でもね、この年からね、変わったんですよ。 今まで麦茶とカルピスしか入れてこなかった私のコップが音と気泡を放ち、たちまち琥珀色に染まったんです。 その琥珀をぐぐっと吸い込んで、私のまだちょーっと多めに残った咽頭にクラッカーがバンバン当たった感じでした。 ダイレクトにおめでとう言われた。 おう、ありがとよ。 #初
