見出し画像

老境博徒伝SOGAで考える原田と曽我の関係

コンビニで福本絵の表紙が目に入りまたわけのわからんスピンオフが出たと思った、本気(マジ)の麻雀漫画かとおもったらまさかの天に出てくる曽我のギャグスピンオフで近代麻雀で連載という、こんなんみるしかねえと電子版を購入してみてみたら非常に面白い。そういえば天のほうではそこまで書き込まれていないが同じ西陣営というだけで原田と曽我の関係性がよくわからんままで終わっていたのでそれについて思いを馳せる。

とりあえずキャラクの概要だけ

・原田
麻雀東西戦の西の総大将で暴力団の組長、そして本人も現役最強と名高い打ち手。各所に手を回して東の陣営に打ち手を参加させないようにして盤石の体勢で挑むも天との最終決戦でわずかな差で負ける。

・曽我
西の怪物として裏の世界で君臨、引退後であるにもかかわらず麻雀東西戦で西側に参加。一度アカギに勝ちたくアカギにたびたび勝負を仕掛ける。東西戦開始時点で病に侵され長くはないためそれを押しての参加だがだんだん元気になっていき、アカギの生前葬にもちゃんと参加。


二人の関係性がわかりそうな情報
呼び方1:原田から曽我を呼ぶのは「曽我さん」と数少ない呼び捨てにしない相手。ただ「あんたはアカギを頼む(うろ覚え)」と言っていたのであくまで同陣営での年上という意味でのさん付けだと思われる。アカギと天は当然呼び捨てにしている。

呼び方2:曽我から原田を呼ぶのは「原田はん」など読んでいるが、あくまで総大将としての扱いなためそう呼んでいるくさい。天からは原田は呼び捨てにされているしそもそも敵陣営の人は大体呼び捨てにされている。

両者の格の程度:SOGAでは功労者として原田本人が車椅子を押しているところから察すると格としては曽我>原田、裏の世界に君臨していた期間も十数年と長くそこから生まれる横つながりはかなりだと思われる。

具体的な功労:理由はアカギを決勝戦に上がらせず、曽我で決勝枠を一つうめたこと。予選でのビケ殺しでは東の人間を一人飛ばして蹴落とし、別の予選のトップ抜けでは西の人間のトップ取りをサポートしながら当人もちゃんと自力でのトップ抜けに成功している。その後の勝負や決勝では原田と息のあったイカサマもちゃんとこなしている。

原田の地位:暴力団の組長と記載があるが総長から4次団体や5次団体まであるのでどうとも言えてしまう、そうすると2次団体の組長が一番動かしやすい地位かと思う。

両者の年齢:SOGA時点で原田40歳、曽我80歳オーバーと仮定する、すると東西戦後9年経過でアカギの葬式、その後5年経過でSOGAの作中の時代とするならば原田は東西戦時点で25歳とかなり無理がある。そうすると東西戦で30歳、SOGAの作中で45歳ならまだ納得ではある。そうすると曽我が65~70歳で東西戦でむせて血を吐いていたなら納得ではある。

怒られる曽我:年齢差が35歳となると親子ほどの年齢差、それで説教されれば曽我はああなるのも納得できる。

天の作中のやり取りを想像
・原田:東西戦で人を集めることになる、各所裏プロの有名人を集める。同時に東側の有力候補を半分脅して参加させないなどをしていた。おそらく天とアカギの参加は想定していたと思われるので曽我に声をかけて参加を要請。そもそも現役引退して病魔に侵されている人間を参加させるのは世間的にどうかとおもうし、そんなにしないと人員が足りないのか?と思われるため相当無理をいったか、アカギとの対戦が実現できるとか言ったのかな。

曽我:そもそも引退して病魔に侵されているので普通に考えたら参加はしないはず。とはいえ原田に無理言われたこととアカギが参加すると聞いて参戦。命を削るようなことをしているので謝礼も相当だと思うしその病気を押して雀力で決勝まで戦い続けるという気力の高さ。そもそも最初からアカギと戦いたかったら引退撤回するのも手かと思うが、アカギの噂や勝負の華やかさを聞いて参加したころにはアカギが先に引退していたと思われる。

住んでいる地域とか:原田が曽我の車椅子を押していることと、カードの明細を原田が受け取って車でかけつけるあたりをかんがえると老人ホームがけっこう近所の可能性がある。そもそも有事の際に車で駆けつけることができないためあまりに遠方というわけにはいかないだろう。そして現役最強の原田が曽我に連絡を取れたことと、同じ麻雀の打ち手だと結構合っていたんじゃないかと思っている、そもそも曽我は味方陣営の人らにあんまりしゃべらないけど原田とかだいぶしゃべるため。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?