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令和の虎の自転車の件で思う

令和の虎の切り抜きがツイッターにあって、それつながりで令和の虎を見てみた。その中で一番アレだと思ったのが自転車の件のアレ。以下が依頼の主張。ちなみにこのチャンネルのアレなところは別の話で。

「自転車を広めたくて工房を作りたいので800万貸して」

動画中ではいろいろ突っ込まれているがかいつまんで

・初心者にこそ乗ってほしい、フレームだけで25万
いきなり自転車を乗ってみたいと思ってフレームだけで25万の自転車をかうものかとおもう、ママチャリはともかくとしてそれっぽい形の自転車で5万のものと競争することになるとまず無理がある。

・オーダーメイド可能
オーダーメイドをしたとして、そのオーダーメイドで拾い上げることのできる需要は「子供や極端な高身長」になるが、そうすると子供が25万の自転車をいきなりかうのか?という疑問が出る。

・ダイエットしたい人、全年齢
ダイエットしたい人がいきなりそんな値段の自転車を買うの?全年齢というとまともな収入源がお年玉しかない小学生や年金暮らしの老人も買うの?

・競輪フレーム登録には100台作成することで申請できるから工房がほしい
フレームだけで25万、100台だと売り上げで2500万。売れるかどうかわからないものを100台作るのはどうかと思うしそれだとしたらそもそも土地単価が高いところで作る必要性がない。

・競輪業界は~
平成初期だと競輪選手は4000人、今時点で競輪選手が2200人ちょっとなので市場が縮小中。そうすると競合相手が増えなくても必然きつくなってくる。

・市場規模の話が出ていない
毎年何台売れるかわからないモノに参入なんて怖くてやらんやろと。


個人として思うこと
自転車を広めたいのであれば趣味でも個人のyoutubeチャンネルでも勝手にやれと思うが、金で考えて日常の仕事が圧迫されるのでいくらか副業程度でできるなら納得ではある。しかしまず自己資本ゼロ(※間違い、見返したら自分で200万だして追加で800万必要)でこの話を持ってくるのは問題あり。さらに職業としてそれをするなら「単価が高くていきなり購入できないと思うんですよ、なら安価に貸し出しできるレンタルサイクルをやろうと思います」というのなら納得はする。100mか200m程度にサイクリングロードがあるらしいのでそこに工場を建てる計画があるとして、そこで販売しようとしても結局サイクリングしに来る人がいきなり買うことはたぶんない。そこから発展させて中古売買ならネットショップからスタートできるのでそういう手がいいと思う。そもそも初手から不動産を買って自分の工房を持つのは無謀が過ぎる。さらに経営の話となるとフリーターに800万貸して担保なしで考えたときには厳しい。実家を改造して工房にしたとして人が呼べないと言っているが、人が呼べたところでだから何?と思うので話に矛盾が出てくる。話し方もヘラヘラしているが、緊張すると笑える障害もあるらしいが、障害のことを一切言ってもないので「800万の金を借りにきた理由を話すときに言い訳しながらヘラヘラする経営経験もない見通しの甘い人」にしか見えない。あとで相談者の個人チャンネルで謝罪動画を出していたり「笑いが制御できなかった」とあったが出ているそれが全て。

どういう計画にすべきか?
・フリーターを続ける前提であるなら、フリーターを続けながら細々フレーム制作
・何台か作成しておいてくれる店に置きに行く
・中古をかき集めてレンタルサイクルを作る
・中古売買専用ショップを作る

ここらへんかなと思う



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