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がんばれサラリーマン~ボクが投資をしない理由~

親と親戚が何やら話しているようで、どうやら投資の話で盛り上がっている様子、めんどくさいことにならないことを期待しながら黙っている。そういえば今にいたるまで投資には興味を持ったがやったことはないし今この時点ではするつもりがない実情。(これを書いている今時点でこの記事の著者は投資に対して解像度が高くない)

しない理由1:デメリットが貯金喪失
単純であり最大の理由、今ある金を使っての投資で増やすことを目標とするが、それを喪失する可能性があっての「投資」。定番のうたい文句が「なくしてもいい金でやりなさい」というものだがそんな金があるとしたら純粋に遊び金として使うかパソコンか車にするのが個人的には有用と思う。

理由2:リターンが金のみ
リターンは純粋なる金、一方リスクは貯金喪失。リターンの金は良くも悪くも今ある金が倍や三倍となっても喪失のリスクの大きさは無視できない。また連戦する場合、金がゼロになった時点で投資から降りることになるが勝ちは仕事引退の数億レベルまで続くので金がゼロか数億となるといつかゼロになるかと思う。

理由3:リターンの使い道
投資を行い、デメリットをなんとか回避しながら大金を得たとしてその大金をどうするかの問題がある。仮に早期退職したとして平日の日中に何をするのかの問題もある。家を大きくしたり高い車にしたとしても程度は知れている。

理由4:税金問題
投資で金を得た場合、それ自体も所得になるらしいので税金の対象になる。ちなみに税金が20%らしいが、なんでデメリットをかいぐぐって得た金の20%ももっていかれなきゃならんのだと。負けた場合は還付金かなにかがあるのかと思うと「そんなの勝手にやって勝手に負けただけでしょ、知りません」という扱い。

理由5:勝率
仮に勝率を5割で勝ち負けがトントンとした場合にまず手数料がかかる、そして勝った場合には容赦のない税金。すると勝率6割では税金と手数料でマイナスの可能性があるので最低でも勝率7割は欲しいところだが今時点では勝率7割になるとは思えない。

理由6:日常生活への支障
投資をすると価格変動や状況によって売却や購入をする必要がある。長期保有も手であるがそれでも大金を預ける関係から気にするなという方が無理がある。そんなことをしていると仕事にも身が入らず、何をしていてもそればかりが気になり日常生活に支障がでる。

理由7:頭のいい人たちで投資からの早期リタイアの人が少ない
仕事では頭が良くて要領がいい人が出世してそれなりの収入を得ることができる、大抵の人は仕事が嫌い、仕事は金がほしくてしている、その3つを組み合わせると「頭が良くて要領がいい人がもし仕事をしたくないなら、その要領の良さで投資をして大金を得てさっさと早期退職して自由人になるのでは?」とおもうが、実際は日本各所でその才覚を発揮して労働をしている。それほどの頭の良さなら投資の存在を知っているだろうし、投資のやり方もわかるはずだが、それら頭の上位陣が投資をして早期退職している話は聞いたことがないので「それほど頭が良くても投資をしても勝てない」ということになる。そしてそんな日本での頭がいい人の上位ですらできないので凡人側の本記事の著者は勝てないだろう。

理由8:リターンの絶対量と幸福の絶対量が比例しない
年収500万の人の年収が100万円上がっても幸福度が+20%上がるわけでもなく、もらえる金が増えるほど幸福度の上昇は鈍化していく。十分な勝率があって期待値があっても幸福度での期待値が低いため意味をなさくなる。

理由9:投資の情報収集と投資のやり取り自体が労働になる
完全にプラスで税金関係も行い、情報収集もちゃんと行って金になったとするとこれ自体が労働として機能する。労働となると今時点で仕事をするのと仕事単価が変わるだけでやっていることは変わらない。

理由10:大金を得ての早期退職までが遠すぎる
余命までの時間が仮に70年、1年間での消費が200万円とすると1億4000万円となる。1億をこえる勝ちを積むのはむずかしいだろうし、きっかりその金額を勝ったとしてもまだ足りなくなる。

理由11:絶対に儲かるなら日銀と政府が運用でしている
もうこれ以上ない理由、兆円単位で動かせるので年0.1%で運用しても億円単位での利益になる。

理由12:そんなに堅いなら銀行が貸すでしょ
本職として損をしない、ちゃんと金を貸して回収するのが銀行で、銀行が金を貸さない相手が一般から集めて運用するのが投資なのでつまりその程度の信用度の相手。個人単位で金を借りる時でも銀行→消費者金融→サラ金→個人となるので借り先としては最後の方。


上記理由から投資をしない総括
勝ってもそこまで幸福ではなく、負けた時のデメリットがキツい。リスクは同じなのに金を得たとしてもその金で得られる幸福がどんどん鈍化していくことになる。仮に投資で1000万2000万得たとしても車がちょっと良くなった理する程度のことしか使い道がない。リスクをかいくぐりながら金を得たとしてもそれ自体に税金がかかり、人生を買うほどの億の金はかなりのリスクを承知でやらないといけないだろうし、それに対してリスクは所持金が底をついて投資から撤退なのでリスクに見合ってない。仮にちゃんと投資すれば儲かって早期退職可能であれば人口の上位数パーセントの頭のいい連中は投資財産を築いて早期退職しているはず。しかし高学歴ニートが存在するし、そのありあまる時間で投資家として活動していることになるので高学歴ノートは存在しないはず。その理由から投資に合理性を感じないので投資は今時点ではしていない。

おまけ
昔ライブドアショック前にライブドア関連株でニュースが騒がしくなっていたので、少々興味が出てきて株式投資の本を買って読んでみた。「この流れでは上がる」「この流れでは下がる」など単一結果だけならべて評価するだけの本で「結局根拠なく上がるか下がるかを後出しで言っているだけで本を出すプロでもこんなもんなのか」と思い株をせずに終わった、そしてライブドアショック発生。心底その時株なんかしなくてよかったと思った。


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