2021年3月29日。ニキビ治療決意＠都内のクリニック
「ニキビを治したいんです」
「わかりました。ゆっくり向き合いましょう」
「お願いします」

皮膚科受診前の自分
・これまでにニキビ治療で皮膚科を受信した経験：なし
・悩んでいた年月：約1年
・気になる部分：フェイスライン（生理前後で増減する）
・洗顔：洗顔料を使って毎日朝と夜
・希望：まずは保険適用内で治療したい
・思春期ニキビは終了し、大人ニキビだと考えている

初診にて
「案外、わたしのニキビひどくないのか・・・？」
という予想外の安心を得た。

「ニキビって5段階ぐらいに分かれるんですけども
今、1～2段階がほとんど。3段階が生理前だからある感じ」
とのことだ。ひどくない。撲滅してやる。

6月。4回目。先生とも顔見知りになった感覚がする。

「こんにちは～」

「どうですか？調子は」

「6月に入ってから毎日ベピオゲルを塗れるようになって」

「お～！」

「ヒリヒリもせず、良い感じだと思ってます」

マスクをとって、見せてみる。

先生は「そうですね、うんうん」と頷く。

「生理前にニキビが増えることもない感じ？」

そういえば、今月はニキビで生理を予想できなかったな。
先生の言葉に気づかされ、咄嗟に頷く。

「今後も、毎日ベピオゲル続けてみてください。」

「はい。」

「で、これから少しずつベピオゲルを塗る回数が減っていきます」

減っていくのか！すごい！

目を見開くわたしに、先生は微笑んでくれる。

「ベピオゲルをお休みしても、綺麗な状態になるようがんばりましょう」

「はい・・・！」

最初の壁を乗り越えたのかもしれない。

「他になにか不安なこととか質問とかありますか？」

「うーん・・・あっあの・・・」

先生がどんな質問も大丈夫だという温かい目で見てくれる。

「やっぱりニキビの跡が気になるじゃないですか」

「そうですね」

「今はメイクで隠すことが多いんですけど、
他にできることとかおすすめのものとかありませんか？」

随分ざっくりとした質問になってしまった。

「まずはビタミンCをとるのが一番良いと思います。
これは食べるのもそうだし、塗るのもです」

ビタミンＣを塗る・・・？？？

先生は、ビタミンＣのローションがあると教えてくれた。
少しお高いが、効果があるのだろうと感じた。

「あとはターンオーバーの周期を安定させることも大事です」

ターンオーバー・・・？？？

「肌は約6週間で新しく生まれ変わっているんですけども、
その周期を乱れないようにすることも必要です。」

どうやってするの・・・？顔が強張っていく。

「具体的には、ピーリング石鹼で古い角質や垢を落として
新しい健康な肌を作り出していくことが基本かなぁ」

なるほど・・・

「肌のタイプに合わせて、
ピーリング石鹼にも種類があるから
もし買いたいと思ったらまた聞いてください」

「わかりました」

「見た感じ夏も乾燥するという肌じゃなさそう！
ニキビ肌さん向けの石鹼で良いと思いますよ」

なかなか質問できないわたしの性格を読み取ってくれたかのように
先生はすんなりわたしの肌のタイプを伝えてくれた。

こんな人になりたいなぁ。

「うーんメイク、、、うーんそうだね」

どうしたんだろう。

「やっぱり隠すことになるんですけど
化粧品そのものがノンコメドのものを使うと
いいですね。」

ノンコメドは、ニキビができにくくなる成分が
入ったもののことを言う。

高そうで、手が出せなさそうだな…。
また今度考えてみよう。保留。

「最後にやはり紫外線ですね・・・」

「そうですよね・・・」

「手法は様々なので、毎日予防頑張ってみてください」

「がんばります！」

「また、お薬なくなった頃にお越しください」

「ありがとうございました」

これからはニキビ跡の壁と向き合うことになる。

来月はもう少し自分の肌を愛せているだろうか。

鏡を見ながら、笑顔が増えますようにと願った。