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火災報知器の誤作動の原因となる事がございます


高校生の時

掃除用具入れで友人とタバコを吸ったらあまりに煙く

耐え切れず脱出した際に担任と鉢合わせました

どうもヌノタケ電気です


今日は私の本業でもある消防設備業

火災報知器バージョンです


火災報知器は大きく分けて3種類


① 熱感知器

② 煙感知器

③ 炎感知器



① 熱感知器

よく見かけるのがこちらの感知器


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「作動式スポット型感知器」

単純な熱で発報する感知器、急激な温度変化により

中のバイメタルが反り返り、短絡して発報信号が受信機へと行きます

まれに何か衝撃などを加えただけで発報することもあります


私の知り合いの電気屋Aさんは

脚立をぶつけ火災報知器を発報させるという

器用な事をやってのけました

本当に発報するんだ・・・

と勉強になりました


この感知器は安価であり、調理場や温度が急激に上がらない場所などに設置されますが

警戒範囲は約40平米となり、広範囲の警戒には不向きです(建物の構造や天井高によって変わる)


② 煙感知器

続いてこちらが光電式スポット型感知器


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まさに感知器の王様と言った風格

ありとあらゆる煙を感知し発報します

警戒範囲も150平米とまさにキング

粉塵や煙が出る恐れの少ない場所に設置されます

ただ価格もキング並みなので

天井裏など広範囲をカバーできる場所などに用いるといいです

梁が600以上あると煙がその梁で遮られてしまうので

天井の構造などもよく吟味して設計します

余談ですが

よくコンビニとかのトイレで張り紙に

「タバコの煙で火災報知器が発報する恐れがあります」

と書かれていますが

大抵、煙感知器は取り付けてありません

あんな狭い空間に煙感知器をつけるなんてコスパが悪いし

水を使う場所などは別のタイプの感知器が用いられます

それがこちら、定温式スポット型感知定


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こちらは作動式スポット型感知器とは違い

温度の緩やかな変化に対し発報するもので

台所や厨房、防水タイプもあるので

トイレや洗面台まわりなどに用いられます


③ 炎感知器

だいたい熱と一緒です

↑横着 笑


誰にも気づかれなくても、人命を守る使命を全うしている


以上簡単に火災報知器について解説しましたが

この他にもいろんなタイプのものがあります

ふと天井を見上げた時

そこにある火災報知器は

少なからず私たちの命を遠回しですが守ってくれています


小学生の頃、あの禁断のボタンを押して先生に怒られた方もいるのではないでしょうか

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強く押すと書いてあります

これでは、漢字が読めるようになった小学2年生あたりの子なら押しても不思議ではありません

なにも知らないのだから押しますよ

押すって書いてあるんですから

自分の興味には勝てません

それを何も知らない先生が怒るのです

はたして、火事の時にこの非常ボタンを押せる先生方は何人いるでしょうか

大事な事は、命を守る設備があろうとも

正しく使えないのではないと同じことなのです



大人がしっかりと教えを説き

理解させることが、教育というものではないか

と、栗原先生がおっしゃっている気がします

俺じゃない笑


ただ、このボタンだけはだめです

悪い事と分かって押すのだから

いや、悪い事とも思っていないのかもしれませんね

どちらも正しいと思ってるから戦争が起こる

そうドラえもんも言ってました

そこに人を救う力はありません




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消防設備士として

いや、人間として

大事な命を守れる人になりたいと思い

自分の仕事に誇りをもって生きていきたいです


あの時謹慎は免れたのに

後日、教室に忘れた財布の中の原付の免許証で謹慎になりました

生徒会長が謹慎をくらうのは前代未聞だったそうな



てへっ(^。^)y-.。o○



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代表取締役  布川 努【33】


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