情報の信頼性と情報源

インターネット上ではさまざまな情報があふれており, そこには当然正しいことも誤ったことも多く含まれています.
私などはより信頼のできる, 根拠のある情報を少しでも発信・共有することで, より多くの人のためになれば思っています.
ただ, そもそも『信頼できる情報』とは何なのでしょうか?
今回は信頼できる情報と,それに関わりのある情報源について少し個人的に考察します.


根拠となる情報

 私などが『根拠となる情報』を示すことの重要性を述べていますが, そもそも根拠となる情報とは何でしょうか. 一般的には質の高い英語論文がそれに該当することが多いです.

 なぜ質の高い英語論文がそれに該当するかといえば,
・研究そのものの質が相対的に高い
・研究が実際に発表されるまでの過程で質の高いチェックを受けている
・上記のプロセスを経て発表されるものは基本的に英語で記述されている
・情報の発信者が明らかためです.

 研究は論文として雑誌に掲載されていますので, 雑誌の信頼性の高さは情報の信頼性の指標となると思います. 
 従って, 根拠となる情報に関しては, ある程度情報源の信頼性は重要であり, より信頼できる雑誌(有名な雑誌が多い)の情報の方が信頼性は高いと考えられます. 

ただし, 信頼性が高い=絶対信頼できる, ではないことには注意は必要です.


一般的な情報

 では一般的な情報についてはどうでしょうか. 一般的な情報は信頼性のある根拠となる情報を元にすることで, 間接的に信頼性が高まります. 逆にいえば, 根拠となる情報を示していない場合には情報が信頼できるものかどうかの判断がつかないといえます. それは信頼度がある程度保証されるプロセスを通っていないためです. ただし, インターネット上では様々な理由により根拠があっても明示していない場合もあります. そのため, 根拠が示されていない情報=信頼できないとは, 限らないです.

 以上のことなどから, 一般的な情報が信頼できるかどうか, という判断は個々の情報次第であり, その判断はとても難しいと思われます.
 では, 信頼できるかどうかの指標となりやすいもの, それは「誰が情報を発信しているか」ということです.


情報源の考察

 インターネット上での検索においても, 情報の信頼性について「情報源」が指標として用いられています.
 結論から言えば, この方法はあくまで妥協案であって, いい方法とは言えまないと思われます. なぜなら
情報源が信頼できるかどうかの判断が不確実だということです.
 これは
・発信者が明らかだからと言って信頼できるとは限らない
・信頼できそうな発信者(公的機関・学会など)の情報が必ずしも信頼できるとは限らない
という意味を含んでいます.

 これは個人的な推察です.
 インターネット検索で発信者の信頼性の確認には
・実名を示している
・所属先を示している
ことが重要視されていると思われます. そのため, 医学的情報を検索すると病院やクリニック, あるいは企業のページが優先的に表示される傾向があるのだと考えています(もちろんその他の要因を数多くあると思われます).
 一つ言えることは, インターネット検索で上位に出てくる情報ほど有用・信頼できる, という考えは持たない方がいいということです.


信頼できる情報源の難しさ

 情報源をある程度保証するというのはもちろん重要です. 例えば, 私自身もtwitterのアカウントでは「小児科医・小児科専門医・抗菌化学療法認定医」であることを明示しています. ただこれもその他が一切不明であるため, その肩書き自体が本当であるかも不明ですので, それのみで信頼に足るとは到底言えません.
 逆に, 実名でものすごい肩書き・経歴を示している場合には相対的には信頼できる可能性はあるかもしれません. ただし, あくまで可能性です.
 重要なのは前に述べた通り, 情報そのものが信頼できるか, ということです.

 一般的な情報においては, 情報そのものが信頼できるか, つまり信頼できる情報を根拠にしているか, ということになります.
 そういうこともあり, 根拠を示して情報を発信するようにしているわけです.

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NS

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