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第十一夜 あなたの所属は?

こんばんは D.Anteです。

今日はアドラー心理学を支える大きな要素の1つ、共同体感覚についてお話しします。世界観を広げる、価値観を大きくすることに役立つものなので、ぜひ読んで欲しいです。

今日は全人類知っておいて欲しいってくらい重要な内容です。私は嫌われる勇気を読んで、金槌で頭を殴られるような感覚が何回かありましたがその1つです。

共同体感覚ってなに?

共同体感覚とは、私はこの共同体の一員であるという感覚です。クラスの一員、会社の一員、部活動の一員、サークルの一員、町内会の一員、○○市の一員。そういった自分のコミュニティを認識したうえで、私はここに所属している。という実感ということです。

当たり前じゃん。と思う方も多いでしょう。ここでアドラーが大切だと言っているのは、我々人間は共同体の仲間であるという認識を持つ、より大きな共同体の声を聞け。ということです。

つまり、会社で嫌味を言ってくる上司や、ことあるごとに文句をつけてくるクラスメイトなんかは敵ではなく仲間である。そして、その共同体・コミュニティが辛い時は、より大きな共同体の声・意見を聞こうということ。

私は今いる市の一員であり、病院を運営する末端の看護師であり、秋田出身で関東で働く若者であり、ゲームタイトルのファンであり、音楽の虜であり、日本という国の民であり、この地球に住むヒトの一員であるのです。

どう活かすか?

我々は普段の生活の中で所属する小さなコミュニティに目が行きがちです。友人、会社といったところですね。

私も勤めている病院が、1つの共同体でありますが、日本の病院という観点ではもっと大きな組織の一員であるとも考えられます。

共同体感覚は人生で選択をする場面で非常に役に立つのです。

今自分はどんなコミュニティーの立場で考えているのか。主観的な意見なのか客観的な意見なのか。ポジショントークという単語を最近見かけますが、このポジションがどこにあるのかを考えると答えにたどり着きやすいのです。

例えば私自身、看護師であっても経営が頭にあるかないかは大きな差であると思います。病院も経営難で潰れる時代です。収益が出せなければ閉院してしまうのです。いかに患者様にサービスをして、口コミを増やし、地域住民が安心して通える場所になるかという視点があると日常の関わりがぐんとレベルアップしている・・・と信じて働いています。

今、自分はどんなポジションなのか、自分はどんな共同体の中にいるのか。この共同体の特性は?向かう先は何?そういった視点を持つと、人生の選択がしやすくなるのです。

そしてテクニックとして課題の分離や今を生きるという考えが出てくるのがアドラー心理学となります。

より大きな共同体の声を聞く。

とても好きな表現です。

私はヒトとしての感覚を持とうと意識しています。いつか、日本に限らず、見知らぬ他国の人と友達になって明日を語り合うような日を作りたいです。

フォローによってその共同体を大きく変えられる特性のあるSNSはまさにうってつけのツールだと思います。自分の好きなところを好きなだけ取り入れることもできるし、教養として著名な方々の発信に触れるのも刺激になるでしょう。

ただし、人格否定にだけはお気をつけて。あなたはあなた。課題の分離をすれば、線引きは簡単になります。詳しくは第一夜の課題の分離を参照してください。

いつの間にか自分の世界観、固まってませんか?一度きりの人生、もっと広げてみたいなと思う方は一歩踏むだけで世界はガラッと変わって見えます。

では、今回はここまで。

おやすみなさい。


自分を磨くことに使わせていただきます。得たものは人に還元することがモットーです、noteや仕事の質を上げるために使いたいです。