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第五夜 キラキラを拾う言葉

こんばんは D.Anteです。

今回は私の人生を変えてくれた一言を紹介しようと思います。

看護の考え方、働き方や人生に活かすところまで書きます。

よかったら読んでみてください。

「よくチーム医療って言うけど、周りの職種がどんな仕事か知ってる?」

医療の世界では、患者を中心に、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、社会福祉士、介護福祉士、保健師、助産師など、あげ始めたらキリがないくらいの資格を持った人達が協働しています。もちろん看護助手や医療事務、医療機材などの視点も持てれば本当に多職種がいる業界です。

しかし、1日の労働で何をしているのか知ってるかって言うと全然知らなかったです。国家試験の勉強や実習の過程で、法律上の規定や主な役割は勉強するのですが、実際の仕事内容とか関わり方って見たことも聞いたこともなかったです。

よく知らないのに頼み事したり、これしてくれないあれしてくれないって不平不満言い合う現場を見ていただけに、それって傲慢だなと思ったわけです。

簡単にいえば「知らないくせに文句つけるな」ってことです。

だから私は他の職種について知ろうと思いました。

もちろん、知っていれば文句言えるということじゃないですが。知れば文句言えなくなります、仕事が尊いことだとわかるからです。仕事に対する考え方が不十分な人に思うところはあるかも知れませんが、課題の分離にたどり着けば解決できます(第一夜参照)。

大学では社会福祉士と介護福祉士を目指す仲間がいたため、目指す試験は違うものの一緒に勉強していました。特に社会福祉に関する分野は範囲が被る部分もあるため勉強になりました。

実習がどうだったか聞いてみたり、どんなことが楽しかったか、難しいことは何か、自分たち看護師に求めていることは何か、聞きたいことはあるか。そうして話しながら勉強をして共に成長していった感覚はとても楽しかったです。

現在も、薬剤師、理学療法士の友達をつくり、似たような話をしています。試験がどうだったか、どんな勉強をしているのか、どんなスケジュールで仕事しているのか。聞いてみると楽しいです。人によって仕事の姿勢が違うのも人間の楽しいところだと思います。

現在も現場でいろんな職種の方と会います。関わる機会こそ1年目なので少ないですが、その人の立場や仕事を考えるようにして関われるようにしています。自分はこうして欲しいが、向こうにもこんな事情があるはず。という考えからお互いの落とし所を探る感じです。まだ全然上手くいかないですがね(苦笑)

人生に活かす

周りを知っているのかという言葉は、人生においても言えます。

あなたは家族のことどれくらい知っていますか。同僚の学生時代とか、先輩の私生活とか、後輩の価値観とか知っていますか。

人生を時間で捉えると有限です。喋れる時間も、こうして書ける字数だって無限ではないのです。

世界人口は推定77億人(国際連合広報センターより)で、日本の人口は1億2623万人です。人間の出会いは天文学的数字なんて言われますが、そんな確率で出会えた家族や恋人や友人たちの価値ってかけがえのないものだなと思うんです。

「よくチーム医療って言うけど、周りの職種がどんな仕事か知ってる?」

この言葉の真髄にたどり着いた時(大袈裟?笑)、人生が変わりました。

周りが輝かしく見えて、いかに自分が今まで幸せの種に見向きもせずに時間を費やしてきたのかと後悔しました。どうしても不幸ばかりに気を取られがちですが、よく知らないだけで身の回りの小さなキラキラしたものに気づかずに毎日を過ごしている気がします。

自分はそれ気づけてるよ!!って方はもっとそのキラキラに目を向けて人生を楽しんでもらいたいです。逆に、そんな考えなかったなって人は、まずは家族や友達の大切にしていることを聞いてみたらどうでしょうか。どんな小さな質問でもいいです。そこから尊いコミュニケーションが始まるんだと思います。お互いの価値観を認め合うような関係がもっと多くなりますように。それが私の願いです。

最後に大好きなUVERworldのφCHOIRという曲を宣伝。上記に似たようなことを歌った歌です。本当にいい歌です。

では、今回はここまで。

皆さんが身近な誰かを大切に、そして他人に優しくできるようなキッカケになればいいなと思います。

おやすみなさい。


自分を磨くことに使わせていただきます。得たものは人に還元することがモットーです、noteや仕事の質を上げるために使いたいです。