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強いのは私ではなくて【ワタシと夫と膵がんと13】

夫の調子が安定し「仕事への復帰」という言葉に真実味が帯びてきた。

安定と言っても”超!低め安定”(笑)

下痢は続くよどこまでも~

血尿の原因は分からないよ何時までも~

お昼の薬は飲み忘れ~

チョット動くと動悸だYO!!!!!!

ラップが作れそう(笑)

ホントもう笑い話。


私もちょっと時間が増えて、近所をふらつく時間の余裕も出てきた。

そして、時に夫の病気を知っている人に話しかけられる

「大変だったね」

私「うん。だったじゃないよ。今も大変(笑)」心の声

「もう大丈夫なの?」

私「大丈夫な訳ないじゃん、先の事は誰にもわからん」心の声

「ホント、強いよね」

私「強かねぇよ。あたしがやらないで誰がやるのよ」心の声


だいたいこの3つの声掛けが基本のキ。

先に言っておく、私は性格がホント悪い!(笑)

相手が悪気なく言っている言葉って、時に本当に相手を傷づける。

分かってる、そんなつもりは無いってこと

私の状況を気にしてくれて、心配してくれて言ってくれていると


けど、患者の家族となってみると切実に思う

病人の事、聞かないでくれる

そのことが一番ありがたい。


分かっているのに、知っているのに

知らバックレてくれる友人

こちらが話を持ち出すまで、聞かないでくれる友人

付かず、離れず居てくれる

その友人たちにどれだけ救われているか。


私が頑張れるのは

立っていられるのは

笑っていられるのは

その友人たちのお陰だ

決して、私が強いからでは無い


家族がそう思うってことはさ

本人はもっとそう思ってるはず

聞かないで、そっとしておいて

言える時になったら、ちゃんと言うから。


そうゆう患者や家族の思いが

言わずと知れててくれると

病気を持っても、生きやすい世の中なんだろうなと

心から思う。


そんな世の中に一歩でも近づけますように。

友人たちに感謝を添えて。

本日もお読みいただきありがとうございました。


さ、来週はS先生外来!低め安定のご報告です。

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