AHAガイドライン2015
昨年の話になりますが、「American Heart Association 心肺蘇生と救急心血管治療のための ガイドラインアップデート 2015 ハイライト」が出ましたね。
それほど大きな変更点はありませんでしたが、細かく色々なことが変わっています。
まず、胸骨圧迫
ガイドライン2010では
胸骨圧迫の深さは「5cm以上となるように」とのことでしたが、
ガイドライン2015では
「2 インチ(5 cm)以上の深さまで胸骨圧迫を行うべき であるが, 過度に深く(2.4 インチ[6 cm]超)ならない ようにする」
まあ5cm以上6cm以下ということですね。
え!?有効範囲1cm!!厳しすぎる(笑)
6cm以上押してはいけない根拠としてはざっくり言うと「6cm以上押したことで命に関わらない合併症が起こったという報告が1例あった」ということらしいです。命に関わらない合併症が1例かい(笑)って感じですね。一応推奨レベルとしては高くないので
「6cm以上押すべきではないことに気を取られすぎて胸骨圧迫が浅くなることは避けなければならない」そうなので、実施するときにはそれほど気にする必要は無いのかもしれませんがね。
とにかく継続して練習していくことが肝要ということです。幅1cmに常に納められる胸骨圧迫のスペシャリストになりたいものです。。。いや、そんなに胸骨圧迫ばっかりしなきゃいけないってのも嫌ですね。
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