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OSCEについて&OSCE対策学校について

OSCEを受けましたので体験を記録に残したいと思います。

段階としては下記↓の段階です。


1. Self-Check

2. Pay IQNM (International Qualified Nurses) Assessment fees ($640)

3. Orientation Part1 (Online)

4. Portfolio


5. NCLEX / MCQ Exam

6. OSCE  ←ここです

7. Apply for Registration ($475)

8. Orientation Part2




OSCE とは?

OSCE(オスキー)とはObjective Structured Clinical Examinationの略です。
簡単にまとめますと、看護技術などを実演する試験です。

テストは10項目あり、7項目以上パスで合格となります。


2022年までは1年に4回ほど試験期間がありました。
・1期間あたり4日間
・1日3サイクル(午前2回午後1回)
・1サイクル10人

くらいのペースだったので、NCLEXを合格した後にOSCEのインビテーション待ちという期間は長かったようです。

しかし、2023年より、
・1年に5回に増え
・1期間あたり8日間の回もあり(4日間の回もあるようです)
・1日3サイクル
・1サイクル20人
というペースに変わったので、受験できるスピードがかなりあがりました。

私の場合は、NCLEXに合格したのが2022年11月頭、12月頭にはインビテーションが来ました。
ただ、2月(1月末~2月初旬)の枠の案内だったので、試験まで2カ月もない状態で試験を受けるかどうか決断しなければならない状態でした。果たして2カ月もない期間で準備できるのか…だいぶ悩みましたが、もう勢いに任せてみようと思い、思い切って受けることにしました。(見送ることもできますが、そうなると次のインビテーションが果たしていつ来るかは分かりません)

ということで$4000の支払いをしました。
(試験日の詳細は後日通知となります)

同じ時期に試験を受けた人の中には、NCLEX合格後半年くらいインビテーションを待ったという人もいました。なので1カ月というのはなかなか短いスパンだったと思います。


OSCE対策学校について


OSCEに関する情報があまりにも少ないため、何から手をつけていいのか分からないところからスタートしました…

まずは学校(レビューセンター)探しです。
何を勉強したらいいのか、どう対策したらいいのか全く分からなかったため学校に行くしか手段はありませんでした。
レビューセンターはいくつかあり、私が住んでいるシドニーにも何校かありました。片っ端からネットやFacebookの口コミを読んだり、実際に電話して合格率を聞いてみたりしました。

いくつか紹介します。

①NAI

・口コミが良い
・合格率が上がってきている(2022年末)
・練習場所がある

②NETA

・口コミが良い
・合格率が下がっている(電話で具体的な数字を聞いたところそう言われました。)
・練習場所がない
・電話の対応がイマイチだった

③AuRN Pathway

・口コミが少ない
・講師がAINしかいない(正看護師がいない)


どこも似たような値段でした。(約$2500~)
やはり合格率が上がってきているというところで①のNAIに決めました。
もしかしたら今はもっと学校が増えていたり、合格率も変わってきている可能性はあります。

余談
NETAを受講した生徒と知り合ったのですが、その方曰く相当分厚い資料を渡されかなりの量を暗記させられたと聞きました。必要のない部分まで暗記となると無駄なのかな…と思います。

※注意※
OSCE対策のための学校に通うためだけの学生ビザは取得できません。何かしらのビザ(ワーホリビザ/観光ビザ/他の学校の学生ビザ/永住権など)が必要になります。

OSCE対策学校で何を学べるか

※あくまで私が行ったNAIの場合です(2022年度)。

レビューセンターに入学し、まず始まったのは約2週間のオンライン授業です。
OSCEに何が主に出題されるのか、それぞれのタスクにどうパフォーマンスしていったらいいのか実演しながら1から教えてくれます。

オンライン授業でだいたいの基礎を学んだあと、学校で1週間授業がありました。その間はオンラインで学んだことのおさらいなのですが、さらに細かく教えてくれます。

そのあとは、ひたすら自己練習&自己練習&自己練習です。

レビューセンターにベッド・マネキン・必要な道具があるので、ひたすらそれらを使って友達と練習します。

そして試験前に一度模擬試験を受ける、という流れになります。(あくまでレビューセンターのオリジナル模擬試験です)

レビューセンターの7割はネパール人、インド人2割、フィリピン人1割という感じの割合でした(感覚ですが)。その中で、授業を通して仲良くなった人とかとグループを作って練習をしていきます。

ポイントとしては、同じ人とばかりと練習しないことです。できる限り、色々なグループと関わりを持ったりして、練習を見させてもらったり、参加したり、評価してもらうことで不足していた知識を補えます。また、うまい言い回しなども習得できます。

OSCEの学校には行った方がいいのか

レビューセンターで出会った人の中には、2回目受験のために受講・練習しているという人も何割かいました。

<パターン1>
1回目に他のレビューセンターを利用→試験に落ちた→学校を切り替え

<パターン2>
1回目はレビューセンターを使わずに受験→落ちた→入学

<パターン3>
1回目にこのレビューセンターを利用→落ちた→再受講

レビューセンターを使用せずに受験は、なかなか勇気がいるかなと思います。何が出題されやすいのか、何を気を付けなければならないのか、全く予習なしに行くのは、高い試験に対して割に合わないと思います。YoutubeでもOSCEの模擬演習があったりしますが、イギリスのものばかりであまり活用できませんでした。なので、高いですがレビューセンターに行くことをお勧めします!

また、レビューセンターによって教えていることが若干異なります。あれこれ手をつけると恐らく混乱と不安のもとになるので、1つに絞った方が集中できると思います。

練習場所がある、というのは大きかったと思います。
レビューセンターから遠方に住んでいる方は、オンラインで友達と練習しあったり、あるいは1カ月などの短い期間だけレビューセンター近辺に住んで練習をするという人もいました。

中には、オーストラリア国外在住で、オンラインで受講+練習し、試験一週間前などに渡豪して練習、受験という方もいました。

住んでいるエリアにレビューセンターがない場合もありますが、対策は不可能ではないのかなと思います。ただやはり、実際に対面で練習する方がより身につくと個人的には思います。

後ほどさらにOSCEの詳細をお伝えできたらと思います。



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