見出し画像

柿渋染(鉄媒染)

おはんばんはおはんばんは、前回の作業ログから1ヶ月以上経ってしまいました。
言い訳するとしなければならないことが次から次へと出てきて、休日があっても何のやる気も起こらず虚無で終わってしまう日が続いてゴニョゴニョ

さてさて、そんなことよりもジャジャーン

1ヶ月前には届いてた道具さん方です!放置しててごめんよ

ということで、手ぬぐいを柿渋染×鉄媒染したい!ということでしちゃいました!

設計図(雑)

簡単な設計図。いや、雑すぎる。
自分がわかればいいので…はい

①があるもの全部試してみよう精神でやったものですね

②はとことんシンプルに

③は模様なしの重ね染めでグラデーションをつくりたい

てことで水で希釈した柿渋液に漬ける

漬ける

①は4回浸けて、全体を鉄媒染液に浸かってもらいました。
②は2回漬けて、中央部分だけ鉄媒染液に浸らせました。
③は外側に行くにつれて濃くなるように3回に分けてつけていきました。

そして干す

全員集合

柿渋は日光で色濃くなるらしく、どんどん濃くなっていく色の変化にいちいちおぉ!すご!って感嘆してました笑

ということで完成形

①完成
②完成
③完成
③拡大


③のこの模様、曜変天目に似てない??
怒られちゃうね笑ごめんなさい。
2022年の12月に東京の静嘉堂文庫美術館で130周年記念の展覧会が開催されてて天目茶碗を見に行ったんだけど凄かった。
当時は正直、茶碗にも陶器、陶芸にあまり興味なくて、せっかく東京行くなら見てきな〜って言われて見に行ったんだけど圧倒されたね。
ただの茶碗がこれほどに人を魅了するのかと。今思えば、曜変天目を見に行ってなかったら、陶芸しようと思わなかったと思う。
そう考えると、偶然というか出逢いってすごい力を持ってるんだなって思ったり。
ろくろまわしてる間に考えてることって大体天目茶碗のこと。
どの釉薬かけたらあの色・深みに近づけるのかなって。
曜変天目って、再現不可能って言われ続けてきたけど、最近再現できたとかできなかったとか
世界に3点しかない。しかもそれが全部日本にある。そりゃあ人がわんさか観にくるわ〜
結構脱線しちゃった……

さて話を戻して、というかもうほとんど書き終わったんだけど、人生でこんなにカッコいい!カッコいい!を連発した日ってないんじゃないかな笑
染めて干しながら、ずっとカッコいいかっこいい、すご!やば!を連発してたんですよね〜
どこぞのjkか!って感じなんだけど笑

あ、ついでに木も染めてみた

ものづくり以外でこんなにワクワクが持続するものってあまりないよなぁ
やってる間は余計なこと考えないで済むし、純粋に楽しいし、じゃあこうしたらどうなる?!って童心に帰れるし、想像と違ったら違ったでそれでいいやってなるし、いちばん幸せになれる時間だと思うなぁ
そうだそうだ、着なくなったトレーナーも残った液で染めたんだった。
遊んでばかりいます。ちなみにめちゃめちゃ楽しいです。

ということで今回の柿渋染めログは終わり!
中旬までに木彫りをひとつつくりたいと思ってます!
今日も今日とて読んでくれてありがとうございます。それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?