ぽっと光が灯るように
こんばんは。
本日の新作は
トップ画像でもお分かりの通りかんざし、
それも明らかに「これ、お正月意識してるだろ」ということが
ありありと伝わってくる感のある、赤!
「彩と無垢」(minne、Creema、BASE、iichi)
この「○と○○」というタイトルでシリーズとして作っている、
以前のアイテムより1ランク太い紐を使った飾り結びのかんざし
ただでさえ
太い紐を使う分だけしっかりとしたハリ感を生かして
より大ぶりで華やかな飾り結びを作ることができる
という利点によって
花弁もこれまでよりかなり多めのゴージャスなデザインで作ってきましたが
今回、赤で結ぶに当たって、
…なんだかもう少しボリュームが欲しいな
とふと思ってしまったものですから
これまでのタイプに加えてさらに、下部に花弁のように垂れる部分を大きく足して
(というか何気に足してみたら思ったよりもしっくりと収まったのであるよ)
ショップにも書いたのですが、蝶のようなシルエットの、
大層華やかな仕上がり
私個人としては
規則的に紋様のように結ばれる飾り結びに
ほんの少しの不規則性(といってもばっちり左右対称だけど)が混ざって
そこがモダンな感じでいいかもな、なんて思っているのだけど
飾り結びのベーシックな「和」っぽさが好きなのよ、
という方にとっては、
もしかしたらこの「蝶の羽根」部分は嬉しくないのかもしれず、
だからそこはお好みで、ということになるなあといったところ
ご覧いただいた方々のリアクションを見ながら
従来バージョンと同じものを、結局作るのかもしれません
(↑付け方の提案として後ろ姿に映えるように撮影したもの。だけど日光が強くて被写体の首が半分くらい白飛びしてて一見するとものすごく細く見えて怖い。あとチェコビーズが髪に引っかかって曲がってる。んだけど色合いが綺麗なので完全にボツにはできなかった)
今回のショップの説明文でもなんとか書こうと試みて、でもうまくできず、
赤い飾り結びのアクセサリーを作りたびに思うことで
そして毎回うまく言葉にならない感じがしていることがあって、
それは、
「赤」という色の持つ特別さ
他に対して容赦なくその場の主役を取ってしまって行く、
ともすれば傍若無人とも取れる振る舞いに対して、
けれどもそれが非難されたり避けられたりすることなく
むしろ歓迎され好まれる傾向にあることについて
無垢で無邪気である、というそれだけではなく、
なんらかその場に「よきもの」を運んできてくれるに違いないと
信じさせてくれるような力強さ
あっけらかんとした仕草の向こう、
何も知らない、自覚してない故のストッパーのない、危ういほどの全力っぷり
そこに神聖さと涙が出るほどの感動を我々はおぼえるわけで
また、そこから振り返ってみることで
我々は、美しく装う、その日の空気を楽しむということに対して
他の誰もが知らなくとも
何よりも自分が自分に誠実であるならば
何一つ遠慮することなく突き進んで良いのだ
という、
ある種危ないほどの燃料を注いでくれるものとなるのではないかな。
そんな色です、「赤」。「赤」い、アクセサリー。
さてさて
明日は復活販売を準備中。意図してないんだけど、赤が続きます
2018.11.6. nuta design
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