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「真顔で面白いことを言う」タイプ

こんばんは。

うんと北の日本海側の方では
なにやらとんでもない積雪になっているということで

なので
ここ九州北部ではさしたる積雪でもなかったのですよと言いながら
少しだけしょんぼりした気持ちになることは
もしかして失礼なことなのだろうかなど
ぽそぽそと弱っている小心者であります

実際ご近所の屋根になんとなく積もっているかしら、とか、
金属製の手すりの上にちょっとだけ雪が残ってる、とか
この辺りはそんなレベルだったのですな

ただし寒さは強烈。
今現在も強烈なのであります

これはこれで
とても記憶に残る冬になるのでしょうな



なんてな言った本日は
新作の飾り結びのカチュームを一つ、
ショップに載せることができています

「たえまない詩」(minneCreemaBASEtetote

飾り結びのカチュームは
ショップでも結構すでに色とデザインが出揃っていて

本当はデザインそのものから新しく考えようかしら

割と、いつも思っているのですけれども

カチュームはその使い方からも分かる通り、
イヤーカフだのブレスレットだのを作るのとは
全然違うレベルでの「強度」が求められるということもあって

見た目の良さと強度を両立した中で満足のいくデザイン
(それプラス、つけた時に頭がゴロゴロしたり髪の毛に引っかかったりしないデザイン。これ重要)

というとなかなかこれが難航するのですな


なんて書くととても格好良さげですが
実際は手遊びのごとく
「……………………」
と紐を結んだり解いたり結んだり解いたり
時々
「あぁ〜〜〜〜〜〜〜」
と頭を抱えたりそれはそれは挙動不審な日々なのでありますが



ふと気づいたのですな



紫色のカチュームって、過去にかなり変則的なものを
ひとつ作っただけであと何のバリエーションも作ってない
ということに。

紫色自体個人的にとても好きな色ではありますが、
一癖ある色だよね
ということも常々思っていることであって

それは

本当に、人柄で置き換えてみてもちょっと癖のある人物、

赤ほど無垢にあからさまに自己アピール(をしているという自覚もない)をすることもなく

かといって青ほどストイックに自分を追い込んでいるわけでもなく

まさにその中間にあって、


つまり、

「黙ってんだけど、明らかに何か言いたげ」
「口を開いたかと思えば、核心から遠いところについて延々と話す」
「が、妙に気になって仕方がない」





物語性のあるもの、含みを持たせるようなアクセサリーを作るには
これ以上ない色であるし
差し色としても最高の存在ではあるんだけど


カチュームみたいなボリュームのあるものを
しかも他の色で作っているようなデザインで作るのは、どうだろう?


って心配しながら、
一番楚々とした、主張の少ないクラシカルなデザインに沿って
作ってみました



結果としては
断然、ありなんじゃないかなと思ったのでショップにお出しするに
至った次第です

すなわち、思ったほど派手にはならなかった
むしろ、合わせた金具の色との相性もあったのだろうけど、
エレガントな仕上がりで雰囲気はとても良い

何らかの主張、
何らかの物語を、低く心地よい声で常に語りかけてくるような
「ほっとけない」
っていう、心惹かれるものを持っている分

多少の癖はもちろん、相変わらずあるのだけれど。





いった風なところで。

明日は復活販売を予定しています
これは欠かせないですよね、という鮮やかな赤。


2018.2.6. nuta design

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