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うたった歌の話を Vol.14

2週続けてサボってしまいました、土曜日のこの企画。
懲りずに続けてみます。笑
きょうは、初夏のいまにぴったりだなあとわたしが思う曲を、紹介したいと思います。


この企画について

2008年から6年ほど、とあるお酒が飲めるお店で、ギター演奏者であるお店のマスターとわたしは、定期的にライブを行っていました。
この企画は、そのライブでわたしがボーカルとしてうたった歌を紹介していくものです。邦楽のポップスのカバーを中心に、ときどき洋楽もあります。土曜日に書いていく予定です。

平成から令和へと元号が変わったいま、昭和や平成の名曲を振り返り、みなさんと楽しめればと思っています。技術的に役立つ話はありません。
どうぞ気が向いたら、お付き合いください。感想などコメントいただけるとうれしいです♪(Vol.13はこちら)


きょうの一曲

風をあつめて / はっぴいえんど
(作詞:松本隆、作曲:細野晴臣)


曲の紹介

わたしはこの曲をお店のマスターに教えてもらってはじめて、『はっぴいえんど』の存在を知った。わたしが生まれるより前、1960年代末期から活動し1972年に解散したバンドで、ロックといえば英語が主流だったこの時代に、日本語でロックを歌うことをはじめたのが彼らだったそうだ。そのメンバーは、細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂。のちにそれぞれが日本の音楽史に影響を与える活躍をしている。当時はヒットしなかったというが、とんでもなく豪華なメンバーのバンドだったわけだ。

『風をあつめて』は、1971年発表のセカンド・アルバム『風街ろまん』に入っている曲で、ボーカルは細野晴臣。その淡々とした、けだるいようなうたい方と、当時の東京の姿を描いたというちょっと不思議な歌詞の世界、そしてバンドのシンプルな演奏が、ずっと聞いていたいような心地よさをつくっている。

多くのアーティストがカバーしているが、音楽番組でこの二人がうたっているこの映像は、なかなか貴重ではないだろうか。


うたってみて

単調なようで、単調でない、おもしろいメロディー。
まぼろしを見ているような、どこか懐かしいような、独特な空気感の歌詞。
うたっていても、言葉遊びのようで、心地よい。
とくに、繰り返される「~たいんです」「~たんです」の部分が楽しい。

女性がうたうにも、良い感じ。
海外の女性アーティストにもカバーされているのは、この曲の懐の深さなんだろうなぁ。


晴れの日でも、梅雨のしとしと雨の日でも、
部屋でのんびりしながら、聴いていたい曲だ。

***

きょうもお付き合い、ありがとうございました♪

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