見出し画像

台風がくる前にやっておきたい停電と断水への備え

千葉県での台風の被害状況が深刻ですね。
現地の方は本当にご苦労されていることと思います。
この週末には九州にも台風がやってきます。
熊本地震で停電と断水を経験したとき、わたしがやって良かったこと、やっておきたかったことを、ここにメモしようと思います。

台風の場合、突発的に起こる地震とちがい、事前に備えることができます。
停電と断水が長引くと、想像以上に大変です。
ちょっとの備えがおおきな支えになります。
ピンとくるものがあったら、みなさんもぜひ用意してみてくださいね。


停電への備え



☑ ヘッドライトがおすすめ

電池式で頭にバンドで巻いて使うヘッドライトは、暗い部屋を移動するときや両手を使って作業するとき、懐中電灯よりも使い勝手がよくおすすめです。
見た目は冒険家みたいになりますがアウトドア気分になれます。
わたしはモンベルのを買いました。
部屋に懐中電灯やランタン、個人にヘッドライトがあると、灯りの問題はとりあえず、しのげるかと。
乾電池の備えも、お忘れなく。



☑ カセットコンロで温かい食事を

不便な生活のなかでも、温かい食事が出来るとほっとします。
熊本地震のとき、アパートの駐車場で、ガスでお湯を沸かして飲んだインスタントコーヒーの美味しかったこと。
電気が使えないとき、ガスでお湯を沸かすことができれば、レトルト食品を湯せんして温められます。
カセットコンロがあると、持ち運べて便利です。



☑ 車のガソリンを入れておく

車がある人はぜひ、台風が来る前にガソリンを満タンにしておくことをおすすめします。
災害直後はガソリンスタンドも被害があったり人が殺到したりで、利用できなくなります。
車に倒木や浸水といった被害がなければ、移動したりスマホの充電ができたりエアコンが使えたりするのは、本当に助かります。
そしてカーラジオを聞けるのも良いですね。
停電しているとテレビが見れないしスマホもあまり使えないので、情報を得るのがいちばん難しいのは被災者です。
電池式のラジオもあると、きっと役立ちますね。


断水への備え


☑お風呂に水をためておく

日常生活においては、水が使えないのは電気が使えないのよりも大変でした。
手を洗ったりトイレを流したりする生活用水にまず困るのですが、前もってお風呂に水をためておくとしばらくはこれに使えます。
わたしは熊本地震の前震のあと、ためていた水を抜いてしまい、そのあとに本震がきて断水になりました。
あの水があれば…と悔やみながら、近くの田んぼ用の用水路からトイレを流す水を汲んできていました。
水って本当に代わりがきかない生活のあらゆる面で必要なものなんだと、災害時には身にしみて感じました。


☑ペットボトルで流水をつくる

手を洗ったり食器を洗ったりするのに、蛇口をひねっても水が出ないのはかなりのストレスです。
そこで教えてもらったペットボトルを使う方法が、とても良くて感激しました。
キリやドライバーなど先の尖ったものでペットボトルの蓋に穴を開けます。
水を入れたペットボトルにその蓋をして穴から水を押し出すと、少しずつ圧の高い水を出すことができます。

画像1


少ない水で洗い流すことができるので、それだけでもずいぶんと良いです。
自分ひとりではできないので、誰かに水を押し出してもらいましょう。
わたしはこの蓋をいまだに常備しています。


☑ポリタンクや空きペットボトルを用意する

飲み水は給水車や湧き水のおかげで比較的手に入ったのですが、それらを入れる容器がいるというのがありました。
ポリタンクや、空きペットボトルを用意しておく。ペットボトルはできれば2リットルと500ミリリットルのサイズがあると便利です。
水を汲めるバケツや洗面器も役立ちます。
洗いものを出さないために、紙のお皿やコップも便利なのですがゴミがけっこうでるので、食器にラップを巻いて使っていました。
洗う水を節約できるし、ゴミも少なくてすみます。


熊本地震のときのことを書いたnoteがあるので、貼っておきます。


災害のときに感じたのは、不便さ以上に精神的な辛さでした。
自分の身が助かっても、見慣れた周りの景色や自分の生活空間が変わり果ててしまうことは、思った以上に辛いです。
大人でも子どもでも、自分はまだマシだと思うと、知らないうちにかなりの我慢をしています。
なのでそういうときには、身近な人と声を掛け合って、『大変だったね』『辛かったね』と気持ちを解放してあげるのが良いと思います。

普通の何気ない生活が、時間をかけて少しずつでも取り戻せますように。

気に入ってもらえたら、感想をいただけるとうれしいです♪