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うたった歌の話を Vol.19

きのうまで当たり前だったことが、きょうはまるで表情を変えてしまう。それではじめて気づく。自分の愚かさや、だれかの優しさに。目の前にある現実も、きっと夢のようなものだから。ずっと続くわけではないから。夢を、その瞬間を生きるしかない。いつか、ほんとうの「ありがとう」を言えるように。そんな想いにさせてくれる、歌の話を。

この企画について

2008年から6年ほど、とあるお酒が飲めるお店で、ギター演奏者であるお店のマスターとわたしは、定期的にライブを行っていました。

この企画は、そのライブでわたしがボーカルとしてうたった歌を紹介していくものです。邦楽のポップスのカバーを中心に、ときどき洋楽もあります。土曜日に書いていく予定です。(今回は日をまたいでしまいましたが)

懐かしい曲に改めて耳を傾けたり。初めての曲を試しに聴いてみたり。
読んでくれた人が、そんなひとときを過ごせますように。


きょうの一曲

デイ・ドリーム・ビリーバー〜DAY DREAM BELIEVER〜 / ザ・タイマーズ
(1989年、日本語詞:ZERRY)


曲の紹介

Wikipediaによるとザ・タイマーズは忌野清志郎によく似ている人物"ZERRY"が率いる4人組の覆面バンド。『デイ・ドリーム・ビリーバー』はアメリカのロックバンド・モンキーズの『デイドリーム』(1967年)を日本語でカバーしたもので、ザ・タイマーズのデビューシングルである。セブンイレブンのCM曲のイメージが強い人もいるかもしれない。ザ・タイマーズが演奏する動画のリンク埋め込みできなかったので、ウルフルズとの共演で清志郎さんが歌っている動画のリンクを貼った。この収録に居合わせた人は本当に幸せだっただろうなと思う、素敵な演奏だ。


うたってみて

誰もが聞いたことのある曲なのでライブでのお客さんの反応がいつもよくて、曲調も明るく可愛らしくて、うたっていてとても楽しかった。でも清志郎さんの訳詞はやさしくも深くて、詞の中にはいまはどこにもいない“彼女”が登場するのだけれど、清志郎さんにとってその“彼女”とは誰だったのか、今回いろいろと調べてみてはじめて知った。そうしてこの曲を聴くと、さらに心に沁みる。みなさんもぜひ、調べてみてください。

ずっと夢見させてくれてありがとう

この歌詞を、ライブの最後にうたうのが好きだった。
そう、どの瞬間もきっと、夢なのだ。


原曲も素敵なので、ぜひ聴いてみてください。

Daydream Believer / The Monkees
(1967年、作詞・作曲:John Stewart)

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お付き合い、ありがとうございました。





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