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美しい絵を眺めてまいりました『鏑木清方展』

暑い日が続いています。
昨日は本当にアツかったです🌞
過ごしやすい今日の風に吹かれながら、昨日の京都国立近代美術館について書こうと思います。

地下鉄東西線に乗って東山駅で降りて、そこから平安神宮に向かって歩いて行くと、この美術館があります。

今回はなぜ音楽ではなく美術なのかというと、夫がこの5年程NHKの『日曜美術館(日美)』がお気に入りで、週末になるとTVの近くにいる家族は一緒に視聴している感じで、日頃から美術館の催しをチェックしていたのです。
没後50年の鏑木清方展についても、そこで気になっていたのでした。

そして土曜日…朝からものすごい熱気でちょっと出かけるのを躊躇してしまったのですが、やっぱり行きたいという気持ちの方が強かったので思い切って出かけました。

まず、東山駅の地下階段を出たところで熱風にげんなり…。

それでも日傘を差して目的地まで歩いて行きました。

もしも混雑していても並ばなくて良いように、あらかじめチケットを購入していたので、すんなり入場できました。
それでも、検温後手指消毒をしてからの入場です。

エレベーターで3階まで上がってからようやく辿りつきましたよ『鏑木清方展』!

入ったら、初めからお客さんが真剣に解説や絵を眺めていたので、人の流れに乗って進んで行きました。
私語を慎むようにと、学芸員さんらスタッフが何回も注意事項を書いた紙を掲げながら回っていました。


鏑木清方の絵は美人画家と呼ばれるだけあって、美しい女性が描かれていてステキです。
大きな屏風絵の中には、ファッション誌のVOGUE みたいな大胆でおしゃれな構図のものもあって、いつまでも眺めていたくなってしまいました。
四季折々のものが12ヶ月並べられていた掛け軸「明治風俗十二ヶ月」はモノクロ写真でしか知らなかった昔の情景がカラフルで生き生きと描かれていました。
両サイドにお雛様と端午の節句の掛け軸も配置されていて、掛け軸の隅々まで目が離せない美しさでした。

鏑木清方は、小説家の泉鏡花の作品の挿絵を描いたり、同じく小説家の樋口一葉を愛読していた事から彼女の作品から影響された絵もあり、興味深かったです。
学生時代に実は結構読書していて、樋口一葉の作品も読んでいた私としては、「たけくらべ」の美登利を描いた絵「たけくらべの美登利」「『苦楽』表紙原画 たけくらべの美登利」にここで出会えたというのがとても心に残りました。
たけくらべは、昔の文体で書かれていたので、初めは戸惑ったのですが、時間がたっぷりあった当時は、この物語の情景は一体どんなものなのかと思い巡らせながら読み進めていたものでした。
そんな物語の主人公が目の前の絵に現れた事で、物語の情景を空想していた部分に少し答え合わせができたような気持ちになれました。


タイトルに載せた画像にもありますが、この絵「築地明石町」は美術館の出入り口にも自由に撮影して良い場所があったので、ご紹介します。

周りの風景には人も多かったです

すごく華美というわけではないのだけれど、この女性の佇まいにはとても心が惹かれました。
見終わってからミュージアムグッズ販売のところでも店員さんが「この絵は人気なんですよ。」と教えてくれました。


映画ポスターアートや現代アート・日本画など、盛りだくさんな他の展示もしっかり見てから、美術館を後にして、ランチ♪

ラーメン食べ比べ✨私は、長浜ラーメン・家系ラーメンなど3種を選びました

美術館のそば、ロームシアターの近くでは沢山手作り作品が販売されていたりかき氷なども提供されていて、みんな楽しそうでした。
こちらにお出かけの際は、こういったお楽しみにも出会えるかもしれません♪


今回私は忘れ物をして家を出てしまいました。
そう、スマホ📱

画像は、夫が写したものを送ってもらいました。
お出かけにスマホは必需品なのですが、自宅に残されたまま見ることができないものだとわかっていたら、案外気にならないものですね。
次回のお出かけは、忘れないようにしたいです。

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