務川慧悟ピアノ・リサイタル@ルッチプラザ ベルホール310
行こうと思ったこと
12月4日〜5夜連続で東京で開催される務川さんのコンサートに行きたいけれど、なかなか叶わないなぁ…と思っていたのですが、我が県の音楽ホールでこのコンサートと同じAプログラムを務川さんが演奏して下さるという事がわかったので早速チケットを取ったのです!
ずっと聴きに行きたかったピアノ・リサイタル!!
これらの↑↑記事やこの↓YouTubeでご自身の言葉で熱く語っていらっしゃるのでよかったらご覧ください。
コンサート会場に着いて
今回の会場であるルッチプラザは、滋賀県北部にある米原市の公共施設の中にあり、コンサートホールだけではなく図書館と福祉センターも併設されています。
開場までまだ時間があったので、温かい飲み物を飲んだり、建物内の図書館を覗いてみたり、当日販売されていたCDを買おうとしたり…。
開場して、同じようにワクワクして待っていた人たちと共にホールに入りました。
いよいよですよ!
前半は、バッハのフランス風序曲と、フランクのプレリュード、コラールとフーガで、どちらもロ短調。
後半は、レーガーの6つのプレリュードとフーガから始まりました。
演奏前に、務川さんがお話ししてくれて、このような大曲ばかりのプログラムを聴く心の準備が整いました。
どの曲も聴き漏らすまいと耳を澄ましていました。
フランス風序曲は、30分ほどの長い曲だったにも関わらず、序曲からクーラント・ガヴォット・パスピエ・サラバンド・ブーレ・ジーグ・エコーまで、それぞれの曲のリズムを味わっているうちに楽しむ事ができました。
フランクの曲は、以前インスタで少しだけ公開して下さっていたので、これを終わりまで聴くことができて嬉しかったです。
この曲の中での和音が漣のように重なる所が大好きで、何回もやって来るのですが、初めは囁くような漣…それから回を重ねるごとにそれが大きなものとなり、終わりには会場全体を包み込むような音になっていくのを、息をこらしながら聴いていました。
後半は、特に務川さんのファンになったきっかけとなったバッハのシャコンヌが聴ける!とワクワクしていました。
シャコンヌの前後の曲も、もちろんしっかり聴いていましたよ♪
バッハの曲をブゾーニが編曲したコラール前奏曲のテーマを聴きながら、このように自在に弾けたらどんなにいいだろう、と思っていました。
テーマの外側にある音たちがキラキラしていてとってもキレイ♪それでもって、めちゃくちゃ速い…。
プログラム全体に配置されているバッハの曲や、バッハを尊敬したり影響を受けたりしてプレリュードやフーガを作曲したフランク・レーガー・ショスタコーヴィチの曲は、今ちょっとした決断をしなくてはいけない私にとって背中を押してくれるような、そんな気持ちになれました。
ショスタコーヴィチのこの曲、初めて聴いたのですが、特にフーガの難しさに圧倒されてしまいました。
すごいな…と。
曲は前後してしまいましたが、シャコンヌについて。
初めて聴いた務川さんの演奏も本当に心をギュッと掴んで離さないものでしたが、今回生シャコンヌを聴いて思ったのは、やっぱりライブは素晴らしい!ということです。
こんな表現が相応しいのか…怒られそうですが、務川さんのシャコンヌはさらに進化していると感じました。
先日からちょっとお休みしながらも少しずつ譜読みしていたシャコンヌを聴きながら、今楽譜のこの辺りだわーと目を瞑りながら。
改めて凄い曲だなあと。
務川さんの演奏は、心に迫るものがありました。
アンコールは、東京での演奏会のBプログラムから
シューマン:子どものためのアルバムOp.68より第30番『無題』
ドビュッシー:前奏曲集第2集より12.『花火』
でした。
思わず立ち上がって拍手していました。
どの演奏も忘れられません。
終演後は、CD購入特典としてサインをいただきました〜!
初めてお話しできたのですが、私ちゃんと受け答えできていたのかしら…?
演奏後なのに、気さくな雰囲気で話しかけてくださいました♪
ラヴェル曲集のはもう持っていたので、シャコンヌが収録されている第10回浜松国際ピアノコンクールのCDに直接サインをお願いしました。
貴重な経験ができてとっても嬉しかったです。
今日から東京での連続演奏会ですね!
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