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YouTubeチャンネル設計における6つのポイント/6つの初期戦略

こんばんは!なっつ(@nutslog)です。

久しぶりのブログ更新です。

相変わらず会社のメインの事業はSEO中心としたウェブマーケティング業務の受託で、

そのひとつのプロジェクトでは、僕があるYouTubeチャンネルを戦略、企画(ネタだし・台本)、演者、撮影、ディレクション(動画編集・サムネ制作)まで丸っとやらさせてもらってます。

一人語りのハウツー系です。

1年間で200本以上制作して、登録者数は3万人を超えました。

今も伸び続けていて、YouTubeの相談が増えてきまして、あるコンサルティングで使用した資料をもとに、汎用的なノウハウ箇所をブログに残そうと思い公開してみました!

ガチで現場で1年以上YouTubeをやってきた上での具体的な情報なので、YouTubeチャンネルをやりたい!やってるぞ!マーケの一環で活用したい!

って方には参考になるかなと、、、

是非是非使ってみください!

①YouTubeにおける重要指標(KPI)について

YouTubeにおける重要指標は以下の2つだけです。

サムネイル画像のクリック率
再生維持率

つまり、

サムネを工夫してクリックさせる
・見てくれたユーザーには最後まで見てもらう

この2点がすべて数値化されるので、その2点の改善をひたすら仮説検証しながら行う作業です。そうすれば自ずと結果は出ます。

クリック率は10%を目指す。
再生維持率は40%~50%を目指す。

ジャンルや動画の長さにもよりますが、伸びているチャンネルはこのくらいになります。

②初期戦略における6つのポイント

登録者数1,000以下の初期で行うことは以下です。

・まずは総再生時間1000時間突破を目指す(これを超えると一気にインプ数が増えます)
・検索流入経路のアクセスを狙う
・トレンドを狙う
・知人などジャンルに親和性のないチャンネル登録者は増やさない
・TikTokを並行して行う

⑴検索流入経路のアクセスを狙う

初期は、ほぼ見られません。そのため、「検索流入」からのアクセスを狙います。

YouTube市場においては、検索流入は全体の5%前後と少ないです。

ほぼブラウジング(トップ画面のおすすめ)>関連動画(動画再生中の右上)で、この2つが8割以上です。

ただし、YouTubeは「強者優遇」のアルゴリズムなので、チャンネル登録者が少ない初期段階ではブラウジングや関連動画には載りません

そのため、検索流入を狙います。

⑵検索流入を狙う方法

キーワードボリュームの多いキーワードを狙う
⑵タイトルに対策キーワードを入れる(なるべく左端)
⑶概要欄上部3行(PC)に対策キーワードや関連ワードを散りばめる

vidIQというツールでキーワードボリュームの調査は可能です。

⑶トレンドを狙う

・芸能人のスキャンダル 
・季節モノ
└例:クリスマス関連、お正月関連など
・コロナ関連:ワクチン、緊急事態宣言など

トレンドは、
・ユーザーの目を引きやすい
・上が詰まってない
・関連動画に乗りやすい

などの理由から、うまくいけばチャンネル登録が少なくともバズを狙える可能性があります。

ただし、チャンネルの狙いたいターゲット以外の登録者が増えることは、長期的なチャンネルのエンゲージの低下に繋がり、伸び率を鈍化させてしまうのであくまでメインテーマと関連のあるトレンドのみを狙います。

バズ狙いだけで、メインテーマとズレるトレンドのテーマは取り扱うべきではありません。

⑷親和性のないチャンネル登録者は増やさない

YouTubeの悪手の最たる例は、SNSなどでテーマには関係ないのに、知り合いというだけのチャンネル登録者を増やしてしまうことです。

YouTubeは、チャンネル登録者のアクティブ率を重視するので、非アクティブの登録者が多いと、インプレッションをしてもらいづらくなってしまうのです。

ここ最近、リピートという指標がアナリティクスの指標に加わりましたが、そこからもYouTubeが既存の登録者の満足度が重要だと示唆していることが予想できます。

また、それに関連して、本テーマに関係のないジャンルのテーマを出すのも悪手です。
例:ビジネスのチャンネルなのに、エンタメ系のテーマをやる、など

どのようにしてアクティブ率を判断しているかは、クリック率と視聴者維持率です。

だからこそ、興味のないチャンネル登録者へ無駄にインプがいってしまうのはリスクが高いのです。

しっかりと興味のあるユーザーだけを着実に集めていくことが、成功の近道です。

⑸TikTokについて

TikTok最大の特徴は、YouTubeアルゴリズムと異なり「弱者優遇」という点です。

つまり、フォロワーがいなくとも一定数はインプレッションを出し、ユーザー評価が高いと弱者でも全然バズれます

そのため、登録者数が1万以下といった初期段階のブースト施策としてTikTokは有効なのです。

また、同じ動画プラットフォームという点もYouTubeと相性が良い理由です。

YouTubeもshotsというショートムービーの機能を出してるくらいなので、YouTubeネタのショート版を流せばいいだけです。

⑹動画の長さについて

最近は長尺(10分以上)が伸びやすい傾向にあります。

ただし、初期は数も重要なので3分〜5分の動画の量産でまずは市場に沢山出してみる戦略が個人的には良いと思っています。

初期の量産戦略がおすすめな理由は、
・ある程度量をだしていかないと、どれがあたるかわからない。何でひっかかるか運の要素もある
・負担が少ない分、量を出せるから
・ファンがいないうちは、つまり「この人だれ?」と思われている初期フェーズでは、視聴者が離脱しやすいのでサクッとみれた方が視聴者維持率が下がらないから

チャンネル登録者数1000~数万くらいまで伸びてきたら、渾身の長尺動画を散りばめるのがいいと思います。

初期の頃は、

・短く(コンパクトでわかりやすい構成
・濃く(めちゃくちゃ役立つ、感動するほどためになる、有料級

というのが大切です。

③成功の3条件

⑴市場がある
⑵コンテンツを量産できる ※重要
└人よりも圧倒的な経験や情熱がある
⑶自社商品(バックエンド)がある

この3要素が重なる箇所を狙いましょう。

この3つのどれかがかけてもチャンネルは成功しません。

※アドセンスで稼ぐ場合⑶は不要だが、ビジネスとしての回収が難しくなる

④「余白」の重要性

YouTubeで求められることは
①機能性:面白い、役立つ、かっこいい・かわいい
②余白:ツッコミどころ、応援したい、人柄、ビジョン、エモ、弱みの開示、共感性

以前人気を博したマコなり社長なんかがビジョナリーなことを言っているのがその一例です。

また、「不幸系」が伸びるのは、共感性や弱みの開示があるためです。

ファンとの関係値は、師匠ポジションや同じ目線で頑張るポジション、お兄ちゃん的ポジションなどがありますが、それはキャラ次第です。

⑤世界観の重要性

チャンネルのコンセプト設計は重要で、それに紐づく形で

・キャッチコピー(ビジョン)
・キャラクター
・BGM
・編集
・サムネのデザイン
・撮影スタジオ

などを設計していきます。

世界観がある好例は、こちらも以前人気を博したビジネスチャンネルのマナブログです。

「海外」「引きこもり」「お金よりも自由」といった独自の世界観を貫いたことが成功の一因だと思います。

すべてのデザインに統一感をもたせることが重要です。

⑥テーマ決めの定石は競合の伸びてるテーマのパクリ

YouTubeは市場に受けるテーマがおおよそ決まっているので、競合の伸びてるテーマのパクリが定石となります。

過去のエンタメ系でのメントスコーラがその好例です。

強者の当たったテーマを弱者が真似て伸ばすことがずっと行われています。

そのため、同ジャンルのチャンネルを定期的にチェックして

・直近の動画の中で再生数が伸びてるテーマ
・「人気動画」ソートを行い、上位にきているテーマ

を積極的に取り入れていきましょう。

YouTubeはじめ、ウェブ集客でのお悩みがあれば気軽にDM下さい

今回はYouTubeノウハウについてまとめてみました。

反応が良ければ、またYouTubeネタをまとめてみます。

YouTubeを活用してマーケティングしたい企業さんや個人の方はぜひ気軽にご連絡ください!

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